1.31.2016

棘に毒あり、後ろに眼あり。


ネッタイミノカサゴの眼状斑 
NIKON D610  tamron 90mm F/2.8
NexusD610 Inon s-2000 FIXneo2500DX
ss1/125 f4 iso200
屋久島 一湊 北西・波1,5m

目玉模様。眼状斑。眼状紋。
本来の眼とは違う場所にある、眼を思わせる模様。
本物の眼よりも迫力があったり、恐ろしかったりと様々な工夫が見られる。
陸では蝶が有名。海ではチョウチョウウオとかスズメダイとかだろうか。
眼状斑は捕食者から身を守る弱者の生きる知恵だろう。
昨日、今日とはまっていたのはまさにこれ。
ネッタイミノカサゴとキリンミノをひたすら後ろから眺めていた。
ちょっと怪しい(笑)
カサゴの仲間と言えば、貪欲な捕食者であり、ほとんどが鰭に毒を持つもっていて、
弱者と言う立場からは遠いように思える。
でも弱者なんだなと。今回初めて思った。
前述の2種は共に、少し驚かすとすぐに鰭を大きく広げて逃げる。
そして岩や壁の隙間を見つけるとすぐに入り込む。
奥行きのない逃げ場だと、頭を窪みの奥にうずめて、
鰭を大きく開いた状態でジッとしている。
それが写真の状態。
後ろ側しか見えないけど大きな眼で睨まれているような凄みがある。
今までなんとなくにしか、認識していなかったけど紛れもない眼状斑だろう。
一連の動きを見ていると、かなり臆病で、弱い立場の魚でもあることが伺える。



同じくネッタイミノカサゴをスロトボ光を切り自然の状態でも撮ってみた。
こっちの方が魚たちにとってはリアリティのある見え方だろう。
結構怖い。イッチなら泣いて逃げ出すこと請け合い。
見れば見るほど魔王になってくる。
眼状斑って人間から見ると滑稽だけど、立場を変えて、見て見ると
なかか良くできた防衛策だと思う。
少なくとも、僕はちょっと怖さを覚えた。



これがネッタイミノカサゴ。
毒の棘を持っているので基本的には優雅に泳いでいる。
さらに後ろから来る敵には眼状斑で威嚇をする。
もともと魚類の中でも賢い種類の魚だと思うけど、
それでいて狡猾でしたたか。
ネッタイミノカサゴ、あなどれない魚である。





仲間のキリンミノも同じく眼状斑がある。
岩陰に隠れたときに必ず後ろを向いている理由を初めて知った。
たんたんと潜る日々だけど、こんな発見があると無性に嬉しくなる。
魚って面白いなぁ。

男2人生活も2週間近く。
イッチと二人で暮らしたことはほとんどなかったけど、なかなか面白い。
そろそろテルが帰ってくるので今日はイッチと打ち上げ。
ウィンナーと豚バラ。
安上がりで良い。
母ちゃんがいない間に少しは逞しくなったかな!?


【 屋久島水中・自然写真 高久至写真事務所 】

1.29.2016

ハダカイワシ科?長崎名物か?



ハダカイワシ科の稚魚? (5mm) 
ヒメ目 デメエソ科とのことでした。(小嶋様有難うございました)
NIKON D610  tamron 90mm F/2.8
NexusD610 Inon s-2000 FIXneo2500DX
ss1/180  f16 iso560
屋久島 一湊 

荷物が届いた。
食料品!
えっ長崎から?
おお、ペンギンのN君か。
ふむふむ。きっと長崎名物が入っているのだろう。
長崎ちゃんぽんセットとか。
佐世保バーバーとか?
長崎名物が他に思い浮かばない。。。

ダンボールを開くと、更に箱が2つ。
アンティス(カメラのハウジングメーカー)の箱。
テープでキッチリ止めてある。
ほほう。これはこれは。
カメラではなさそうだけど、期待が高まる。
そして、箱を開けて、一人で爆笑。

入っていたのは、なんと。。。
羅王。
ちゃんぽんではなく、ラーメン!
ラーメンの羅王!
ダンボール丸々ラーメン。
5袋×5種類の味!

なぜだ。。。
そうか、FBのラーメンネタに食いついていたからか。
まさか送ってくるとは。。。
早速、イッチと二人で羅王の会(半チャーハン付き)
う、うまい。。。
確かに、うまかっちゃんを越えているかもしれない。
ぬ~ん。
やるな。
ペンギンの真似がひたすらに上手いとしか、認識していなかったけど、
できる男だった。
N君ありがとう!
そう言えば、北海道からの贈り物もヤキソバ弁当たっぷりだった事を思い出した。
インスタントが似合う男という事だろうか。
それも悪くない。



さて写真は、昨日の海より。
ツメイカの仲間に続き小さい。でもこっちは5mmくらいはあったかな?
稚魚検索図鑑を見るけど、良く分からない。
ワニトカゲギス科も近いように思うけど、この仲間はだいたい脱腸してるしなぁ。
眼が尖がっている種は結構少ないので、ハダカイワシの仲間だろうか。。。
(デメエソ科の仔稚魚だった)

今日は水が濁った。水温は19℃。
陸上は春の陽気。ポカポカ。
でも午後からは強風と雨。思ったほど作業ができず。
明日は車に荷物棚を設置しよう。


【 屋久島水中・自然写真 高久至写真事務所 】

1.28.2016

ツメイカ属(Onychoteuthis)の1種


ツメイカ属(Onychoteuthis)の1種  
NIKON D610  tamron 90mm F/2.8
NexusD610 Inon s-2000 FIXneo2500DX
ss1/125  f16 iso400
屋久島 一湊 南の風1,5m 水温19℃

今日にはタンク下もベタ凪になった!
ドミノ倒しができそうなほどフラットな水面。
天気も予想に反して晴れ。
まさにダイビング日和。
透明度も良好。
そろそろプランクトンがくるだろうと思っていたけど、
昨日も今日もダメ。入った瞬間にわかる。
ああ、今日もいない。。。
陽射しも良いし今日もワイドで光でも撮ろうか。
そう思い水面近くをフラフラしていると、急にプランクトンが現れ始めた。

今日一番の出会いが写真の子。
なにか見慣れないサルパ?だかクラゲらしきものがいた。
大きさは3mm程度、小さめの米粒くらい。。。
写真を撮って3枚ほど撮って拡大して見ると、、、なんとイカ!
それも緑色のオストラコーダ(ウミホタルの仲間)がくっ付いてる!&喰われてる!
こんなシチュエーションを予期していなかったので、適当に撮ってしまったのが悔やまれる。
次に見たときにはオストラコーダ達は全て逃げていた。。。





それにしても小さかったなぁ。
こんな被写体には5000万画素クラスのカメラがあると違う結果が出るんだろうな。
種が不明だったので、東京海洋大学の土屋光太郎先生に教えて頂いた。


そうだ、今日は車の改装を改変した。
タンクを5本積める様に台を作っていたけど、9本積める様に変更。
うしししし。
楽しくなってきた(笑)



【 屋久島水中・自然写真 高久至写真事務所 】

1.27.2016

クジラの歌×朝の光



NIKON D610  tokina 10-17mm F3.5-4.5
NexusD610 Inon s-2000 FIXneo2500DX
ss1/180 f11 iso560
屋久島 一湊 北西・波1m 水温18.8℃

クジラの歌が聞こえる!?

4日ぶりとなった海。
いつも通りタンク下へ向かったけど微妙にウネリが残ってる。
思い切ってベタ凪の体験ポイント(元浦)へ。
浅場では朝の光が柔らかく差し込んでいた。
また連日の寒さが海にも及んだのか、水温が下がっていた。
海底に横たわるナガブダイのオスが冬を物語る。
光を味わいながら少し沖へ出ると、何か聞こえる。
体験ポイントで水深が浅いせいで、海の音が邪魔をする。
水深20mもあれば雑音がほとんどなくなるんだけど
、5mではあらゆる海の音が、ピチピチ、ちゃぷちゃぷと騒々しい。
息を止めて、じっと耳を澄ますと、聞こえてきた。
聞きなれた、ザトウクジラの歌と少し違うような気もする。。。
でもクジラの歌だ!
きっと随分と多くにいるのだろうけれど、
その存在を鮮明に感じることができた。
久しぶりの海に、美しい陽射しに、クジラの歌。
これ以上何もいらない。
幸せな時間だった。
明日漁師さんにでもクジラ情報を聞いてみよう。


【 屋久島水中・自然写真 高久至写真事務所 】

1.26.2016

フサウミコップ・漆喰


フサウミコップ 屋久島 一湊 
NIKON D600  Nikkor 105mmVR  F/2.8
NexusD600 Inon s-2000 
ss1/350  f13 iso400

寒波が去って、少し気温が上がった。
天気も良くなってきたし、明日には潜れそう!
3日間も潜れないと、落ち着かない。
普段運動をしないので、潜らないと相当な運動不足。
基本パソコンか、DIYだから動かない。。。買い物は車だし。

車の改装は滞っていて、今日は家の掃除と内装を変えていた。
実家に帰省中のテルが先日何か言っていた。
ボソッと 「もっと、楽しいお家にしたい」 だったかな?
春前には旅立つ身なので、少しくらいは株を上げておかないと(笑)
汚れが取れない壁に漆喰を塗りこんで、ピカピカに!
気もちいいー!!!

あ~しかし、ダメだ。
身体がなまってる。
潜りたい!
明日こそ!

写真は去年の3月に撮ったもの。
ヒドロ虫綱のフサウミコップ。
繊細な美しさを表現するのに、苦労する子。
定番種だけど、美しいなぁ。
冬になると冬になると浮遊生物が増えてくるのに、今年は全然見かけない。
水温が以上に高かったり、凍死寸前の寒さだったり、なんかやり辛い。
しかしこれも自然のなすこと。
逆らわずに、あるがままを楽しむしかない。
でも明日はきてるはず!(この予感は結構当たるんだよなぁ。)
感じる。浮遊生物の気配を感じるぞー!
ぶつぶつ。(独り言)


1.24.2016

霰か雹か。動く家試運転。



2016年1月24日。
屋久島も極寒。
昨夜から冷え込みが強まり、今夜がピーク。
奄美では100何年ぶりの雪が降ったとか。
屋久島でも雪が降った所も多い。
里ではほとんどの場所で霰か雹が積もったと思う。
ちなみに、雹(ひょう)は直径5mm以上、霰(あられ)は直径5mm未満の氷の粒だそうだ。
 志戸子ではどっちの名称が良いのか悩むくらいのサイズの氷が降った。

そんな中昨夜はイッチと車中泊!
まだまだ車の改装は終わってないけど、電気は使えるようになったし、
断熱対策もある程度できたので、試してみた。
修三宅でご飯を食べさせてもらい、
呑んで、写真やら旅やらについて語らい、車へ。
コーヒー豆を挽いて一杯。
極楽~。車内が香ばしい匂いで満たされた。
寝る前にイッチに「荒俣大辞典」 を1編読んで消灯。
布団をこれでもかと持ち込んだので、ぬくぬくだったけど、
空気は冷たい。もう少し対策が必要か。
車中泊演習にはうってつけの日和だったかな(笑)






朝は安房の葉ちゃんのところでコーヒーと美味しい蜂蜜を頂いた。
海には行けなかった。
流石に今日は無理だ。。。
イッチはテンテンと霰の雪だるま(ミニ)を作ったり。
寒いのに元気だなぁ。
かくいう僕もそとでちょっとはしゃいでしまったけど(笑)

明日は雪が積もるかな!?

積もると良いなー(byいっち)

1.23.2016

ワレカラモドキの育児!



ワレカラモドキ 屋久島 一湊 北西/波2-4m
NIKON D610  tamron 90mm F/2.8
NexusD610 Inon s-2000 FIXneo2500DX
ss1/250  f16 iso400


時化が治まったと思ったらまた大時化になりそう。
しかもとんでもない低気圧!
台風でもないのに波が7mになってる。
それに天気予報に雪マーク!
両方とも初めて。。。
イッチは雪マークで喜んでるけど(笑)



昨日も今日もワレカラ。
随分満足したからひとまずワレカラ休みに入ろう。
生態も少し押さえることができたし。
写真は抱卵中のワレカラモドキが育児もしているところ。
胸のあたりのオシャレな首巻みたいなのがワレカラの子供たち。
ワレカラの仲間は何種類かは、孵化させてお終いではなく、
2週間ほど育児をする。と、ものの本に書いてあった。
はたしてワレカラモドキはどうだろう?と気になった。



宿主のガヤで遊ぶ子供たち。
親の足元の小さいのが子供。
初めにこの状態だった。
そしてガヤを指でツンツンと突いて危機感を煽る。
すると子供たちはシャクトリ虫のようにウニョウニョ歩いて親に登り始めた!
そして1枚目の写真の状態に。
これだけのことで育児と呼んでいいのかは分からないけど、
産みっぱなしではないようだ。
魚でも育児は珍しいけど、甲殻類ではかなり珍しいと思う。
見た目といい、生態といい、なんてユニークな生き物だろうか。








こっちはオス。
ワレカラの仲間の繁殖はホンヤドカリの仲間と同じでガーディング(交尾前ガード)をするらしい。
オスがメスを抱えて、繁殖のときが来るまで確保しておくんだとか。
(メスが脱皮をすると交尾可能になるのでその時まで)
だからオスの方が身体が大きいらしい。
ワレカラモドキをたくさん観察していると、すぐにわかるようになる。
でかいし、なんか怖い。育児嚢もないしね。









デスクトップPCとノートPCの色合いが全然違う!
ってな分けで、キャリブレーション(色合わせ)した。

CDをインストールして、製品をモニターに取り付けて、あとは機械任せ。
(ちょっと設定はあるけど。)

で、こうなった↓



大体いっしょ!
超気持ち良い(笑)
もっと早くにやるべきだった。。。
反省。







1.21.2016

リバレーション!




ツバメウオの群れ
NIKON D610  sigma 15mm F/2.8
NexusD610 Inon z-240×2 Fisheye-FIXneo2500DX
ss1/8  f11 iso560


やった(涙)
うれしい。。。
昨日ダウンロードしたフォトショップが上手く使えなくて
日中ずっと悩んでいた。
それが、FBでアドバイスをもらって解決。



RAWデータをフォトショップCC2015に取り込むとこんな画面になった。
何度やっても、何をやっても変わらない。
新しいノートPC(win10)がいけないのか。。。とか色々悩む。
解決方法は実にシンプル。
しかしここにたどり着くのは、PC音痴の僕には到底無理だった。
フォトショップを開く→編集→環境設定→Camera Rawと順番に開いて、
「グラフィックプロセッサーを使用」のチェックを外す。
すると、、、写真が表示された!
表示された絵は大したことないんだけど、、、
まったく期待していなかっただけに、衝撃的!
うれしい~。
アドバイスをくれた皆さまにひたすらに感謝(涙)

あ~解放された!


ちなみに「リバレーション」は「解放」でいいのかな。
パラサイトイブという映画があって、小説もあった。
そしてプレステでゲームまであった。すべて見て、読んで、やった。
どうもミトコンドリアという生物が好きだったみたい。
ミトコンドリアはエネルギーであるATPを生産し、、、と生物で習った。
ATPがなにかはわからないけど、
とにかくたくさんのエネルギーをミトコンドリアからもらっているらしい。
ゲームでは主人公がミトコンドリアからのエネルギーを貯めて、
メガ粒子砲(カメハメ派の方がわかりやすい?)の様に解放させる。
それがリバレーションと言う技だった。
その技を使った時の気持ちよさが、蘇った!
無駄に長い説明になったけど、最高の気分だ。




写真は4日ぶりの海から。
売りに出そうと思っているシグマのレンズを今一度確認。
むむむ、結構いけてる。どうしよう。。。
どんよりとした海で爽やかさが出せなかったけど、
陽気に泳ぐツバメウオに癒された。






【 屋久島水中・自然写真 高久至写真事務所 】

ワンダーな夜


オリンパスTG-4   FIXneo2500DX

潜れない日3日目。
体が運動不足でフルフルする。
気休めにヨガ5分、筋トレ10分、逆立ち2分。
短い。
もうちょっとやろうか。。。

レイチェル・カーソンのセンス・オブ・ワンダーを少し読み返した。
最近誰かが、あれ最高!と言っていたのを思い出したから。
自然との接し方や、畏敬の念が篭った本でいて、
心にするりと入ってくる優しさがある。
自然を相手に生業をしていると、時に傲慢になってしまうけれど
こうした本はその心をなだめてくれる様に思う。

何にも影響されやすい僕は早速、
センス・オブ・ワンダー(不思議さに驚嘆する感性)
を体感しにいった。
 少し渋ったイッチだったけど、甘い言葉で誘いワンダーな世界へ。
透明なカニ、クモヒトデ、眠る小魚たち、群れるゴンズイ、ウツボの幼魚、
たくさんのヤドカリ、押し寄せるさざなみ。
いい。夜の海いいな。




岩をひっくり返すとネズスズメダイが眠っていた。
手で簡単に拾えた。瞼がないので眼は開いているけど
魚も眠っているんだなと感じられる瞬間。
大きく言えば、ワンダーを感じた瞬間!
TG4は磯遊びに最適だとワンダーした瞬間でもある。



マダラヨコバサミ
潮溜りにはたくさん!
1個体だけ小さなユビワサンゴヤドカリを見つけたけど、撮り忘れた!
これもワンダーなことだ。
22時まで遊んだイッチはお目当てのアイスを食べて、
すぴー、すぴー寝ている。

明日はようやく潜れそう!


【 屋久島水中・自然写真 高久至写真事務所 】

1.19.2016

屋久島も雪


クダリボウズギス属の1種?  →  テンジクダイ科の稚魚
NIKON D610  tamron 90mm F/2.8
NexusD610 Inon s-2000 FIXneo2500DX
ss1/125  f22 iso560 
今日も極寒の屋久島。
波が5mあるので昨日に続き船は全て欠航。
引き篭もってカタカタ。トントン。
新しいノートPCが来たのでいじってるけど、慣れない。
win10やだな。最初っからBingとかEdgeとか使い難さ満点の
設定だったので全て解除。バージョンもwin7に戻したいくらいだけど、
そこは我慢。慣れるしかないか。

画像は去年の1月から。
クダリボウズギス属の1種だと思うんだけどどうだろう。
ネット画像で見た気はするけど見つからなかった。




クダリボウズギス
これはナイトの定番種。
夜限定で通年うじゃうじゃ見られる。
ネットでクダリボウズギスの仲間は日中砂に潜っていると
あったけど本当だろうか?
なんだか想像できない。岩陰じゃないのか。。。




こちらもナイトで定番の種。
マジマクロイシモチかな~と思い続けて数年。
ようやく調べてみたけど、やっぱりマジマクロイシモチかな。
一つ一つ、出会いを振り返り、消化していく作業が気持ちよい。




そうだ、昨日の問題の答え。
イソシギ(ほんもの)
かわいいオブジェがたくさんのテルの棚にとまったから完全に同化。
新手の擬態となった。
なんで鳥が家の中に。。。
もちろん犯人はこいつ↓




ニャタ様ことニャタロウ
寝起きでビックリ。
鳥を捕まえてきて苛めていた。
致命傷はなかったと思う。
大丈夫かな。。。
ニャタロウめ!
でも、かわいいから憎めない(笑)



【 屋久島水中・自然写真 高久至写真事務所 】


1.18.2016

大時化。大掃除。


NIKON D610  tamron 90mm F/2.8
NexusD610 Inon s-2000 FIXneo2500DX
ss1/180  f22 iso560
屋久島 一湊  レプトケファルス幼生

ジカって何!?
なんかすごい事なんでしょ?
、、、はい??
むしろジカってなんだ。。。
良くダイビング日記で「今日は時化(しけ)」って書いていたら
大学時代の友達に言われたこと。
確かに海好きじゃないと読めないかも。
今日は全国的に大時化かな。
東京でも雪が凄いとか。
屋久島は風が凄い。フェリーもトッピーも文句なしの欠航。
明日も欠航だろう。

今日は防湿庫からカメラとレンズを取り出してメンテナンス。
 レンズは13本。布にエタノールを染みこませてふきふき。
4本は古いレンズだし、使ってないので売りに出した。
自分査定20000円→7000円、8000円、3000円、1000円。
19000だった(笑)
ショックを受けないように低めに見積もったけど、
もうちょい低い気もする。
もう一つ悩んでるのはトキナのフィッシュアイ10-17mm
とシグマのフィッシュアイ15mmの2本。
シグマを売りに出そうかな。
カメラはフルサイズなのでトキナの方は15-16mm辺りのみ使用可能。
それでも少しけられるので毎回少し歪み補正して、トリミング。
シグマは切れ味良好。ふるサイズ用なので当然四隅までバッチリ。
でもオートフォーカスが遅い。。。
どっちを残すのが幸せか、悩み中。
多分シグマを手放す。
あと1回だけ使ってみよう。

5本手放しても、欲しいレンズの足しには全くならない。。。
それでも物が減ると気持ちが軽くなるから不思議だ。




ヒメアンドンクラゲ
8月の写真を整理していたら出てきた。
今年は日本各地でライトトラップをやろうと計画中。
ヒメアンドンクラゲは年中見られる種類。
屋久島では最もライトに集まってくる生き物の一つ。





なにかがおかしい。。。
今朝の一こま。



【 屋久島水中・自然写真 高久至写真事務所 】

1.17.2016

今日もワレカラ。



NIKON D610  tamron 90mm F/2.8
NexusD610 Inon s-2000 FIXneo2500DX
ss1/180  f22 iso560
屋久島 一湊




今日もワレカラ。
本当は爽やかな絵を撮りたいんだけど、、、と何かをアピール。
でも旬なワレカラが旬なので今日も撮ってしまった。
前回のブログの写真と似ているけど、全然違う!
背景に2mmくらいの子供達がワラワラ写ってる。
この違いは僕としてはかなり大きなもの。
ビールで言えばエビスと金麦くらい違う。
深みかな。
その写真にストーリーを連想できるかは、
背景に写る情報が大きく関わっていると思う。

それとは別に2枚目の写真は1枚目をアップしただけ。
大きな鎌(第二顎脚)が目を引きけれど、
顔からも小さな鎌(第一顎脚)が出ている。
これがあまりにもSFチックで感動。
オオタルマワシがエイリアンのモデルと言われているけど
こいつも何か化け物のモデルになっていたような気がする。
なんだっけ。。。

ワレカラは種類によっては育児をするらしい。
屋久島のこのワレカラが育児をするのかが、気になるところ。
シロガヤに散らばった子供達が、
母の身体に集合すれば育児とみなして良いはず。
もう少し観察をしなければならない予感。。。


【 屋久島水中・自然写真 高久至写真事務所 】

1.15.2016

計画倒れ、横流し。

NIKON D610  tamron 90mm F/2.8
NexusD610 Inon s-2000 FIXneo2500DX
ss1/250  f22  iso560
屋久島 一湊 水温22℃ 北東1,5m
 
今日の海の指針は、メルヘン。
ここの所、暗めの写真が続いたので
おとめ心をくすぐる様な爽やかさを出したいと。
エントリーの時にはf8だったのに、気が付くとf22。。。
今年はワレカラが凄い!
屋久島ではこんなに並んでいるのは見たことない。
ワレカラの魅力を最大限に引き出そうとするとき、
どうしても背景は暗くなる。
ワレカラの宇宙的な造形美を引き出すためにはそうなる。
仔細に見るほどにワレカラの機能美に心を奪われる。
洗練された生き物だなとも思う。
お腹には卵があった。
孵化までしばし観察しようかな。
 
 
 
ちなみにワレカラは7mmくらいの小さな甲殻類。
刺胞動物のガヤに付いている事が多い。(ここにいると目立つからかな)
大人のワレカラが鈴なりについているのは珍しい↑ 
 
 
 
 
朝一で潜ってからは車の改装。
小雨なので気分は乗らない。
年末に作っておいた棚を設置。
 一気に住居っぽくなった?
そろそろ畳みをお願いしようかな!
 
家にテレビがないのでネットでニュースを最低限見るのが 日課。
今日驚いたのは、ココイチの肉が4万枚廃棄され、
それが誰かによって横流し(再利用)されたというニュース。
驚いたのは廃棄された量の方。
むしろこっちの方が問題なのでは?
横流しよりも罪が重いと思うのは、おかしいだろうか。。。
 
 

1.14.2016

魚の色彩はあてにならない。

アオスジテンジクダイと混同されていた魚に和名が付いた!
去年の事らしいけどいまさら知った。。。
名前はコンゴウテンジクダイ。
パッチリーフの様な環境が好きなのかゼロ戦ではたくさん見られる。

さてここでいきなり問題。
以下4つのうち1枚だけアオスジテンジクダイが混じってる。
分かるだろうか。

















はい。終了~。
答えは③の写真。他はすべてコンゴウテンジクダイ。
一番分かりやすい違いとしては尾柄部。
黒い帯になっているとアオスジテンジクダイ。
黒い斑紋になっているとコンゴウテンジクダイ。
コンゴウテンジクダイに関する新聞の記事↓
 http://blog.goo.ne.jp/umisati814/e/b62fc8ab909d8fef43c92b5767585815
おそらく目の肥えたダイバーにしか分からないはず。

①と③だけで見比べたらわりと分かりやすい。
②は妙に白っぽい。
これはには理由があって他のテンジクダイでも同様。
岩陰にいる時は濃い色合いで白い砂地に出ると白くなる。

魚を覚えるときに色彩は一つの目安になるけど、あてにはできない。
あまりにもコロコロ変わるから。
とは言っても尾柄部の模様だけで見分けるもの危ない。
中間的な個体もいることもある。
なので模様、色彩、生息場所、動きなどをじっくりと見た上で判断する。

ここまでは布石。
今日載せたかったのはこっちの魚。
これは誰だろう??



夜に志戸子の漁港で確認。
なんか見たことあるようなないような。
オーラはあんまりないので普通種が化けている気はした。

FBでアンティスの古澤さんに聞いて、
やり取りをしてある種に絞られた。



スミツキアトヒキテンジクダイ
⑤の個体はこの種のナイトカラーではないだろうか。
他にも候補が色々とあったけれど、
屋久島に普通にいるテンジクダイの中ではこれ以外当てはまらない。
今度はもう少しじっくりと観察しなくては。

今日も車を改装。
防寒、断熱対策で窓に銀マットをはめ込んだ。
ピッタリはまると気もちいい。
床にも引いた。後は天井にもつけよう。
夏に車の中がサウナの用になるとPCが壊れそうだし。




【 屋久島水中・自然写真 高久至写真事務所 】

1.12.2016

3年ぶりの登場かな?

NIKON D610  tamron 90mm F/2.8
NexusD610 Inon s-2000 FIXneo2500DX
ss1/125  f5.6  iso560
屋久島 一湊


















ニジハタのヘコム君。
(ブログへの登場が久しぶりで、会ってはいる)
2012年10月に大怪我をしている姿を見てからの付き合い。
この子を知っているのは、ほっしぃくらいだろうか。
そういえば二人で良くヘコム君観察をした。
怪我してるニジハタを見て喜んでるんだから、物好きだなぁ、ほっしぃ。
と思っていたら、プロダイバーとして活躍を始めた。
そんな事を思いながら久しぶりにヘコム君に遊んでもらった!
背中の傷はパッと見は分からないくらいに治っている。
夏には求愛もしてるし元気いっぱい。





 
















3年前のヘコム君。傷跡が生なましい。
怪我している魚って意外と多い。
ある時ふと気が付いたけど、皆ヘコム君みたいに背中に傷がある。
そこで思うことは、、、釣り餌?
イカ釣りで活餌に使う時は、背がけ(針を)にするのではないかと想像する。
はたしてどうだろう?
スズメダイで特に良く見かける。

なんにしても元気な姿のヘコム君を見て癒された。
ちなみに今日は北西の風が以外に強かったので潜らず。
写真は昨日のもの。

今日はと言えば、写真整理3時間。
車の改造1時間。
テルの机工作3時間。
なんか良い仕事した気分(笑)

そうだ、「ビーパル 2月号」が届いた。
荒俣先生の記事で4ヶ月連続載せてもらえた。
今月で先生の連載は最後らしい(涙)
放散虫について熱く語っている。
放散虫の写真を見て頂いたときの反応が忘れられない。
浮遊生物が流行っている今でも、放散虫にこんなに反応してくれる人はいないだろう。
やっぱり凄いひとだなぁと。(あたりまえだけど。。。)
気になる放散虫は、、、こちら↓
他にもプランクトンを3点ほど載せてもらえた。





【 屋久島水中・自然写真 高久至写真事務所 】

1.11.2016

ヒドロ虫日和り


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 NIKON D610  tamron 90mm F/2.8
NexusD610 Inon s-2000 FIXneo2500DX
ss1/125  f16 iso400
屋久島 一湊
 
朝からしとしと雨が降っている。
屋久島のしとしと雨は、東京で言えば本降りかな?
雲の壁のお陰で冷え込みは緩んだ。
車の改装が全然進んでいないけど、今日はやる気がしない。
 
朝潜りではやっぱりヒドロ虫!
見た目の活気が落ちるこの時期は、マクロでチマチマが楽しい。
上の写真は被写体としても人気のあるヒドロ虫のヒドロ花。
名前があるのかな?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
こちらもヒドロ虫の仲間のクロガヤ。
先日の大瀬で見つけてビックリしたけど、屋久島でも普通にヒドロ花が咲いていた。
地味にキレイ!
ヒドロ虫は海の花!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 

 
 
 
これはサンゴモドキ科の1種かな??
調べても情報が少ない、ムラサキサンゴモドキというのが近かった。
エダサンゴとかと同じ仲間に見えるけど、ポリプの部分が全然違う。
こちらは見るからに痛そう。
岩の窪みにこじんまりと生えていた。
これも繁殖の時はクラゲを放出する事だろう。
いつか見てみたい! 
 

1.10.2016

ヒドロ虫に付くハクテンミノウミウシ


NIKON D610  tamron 90mm F/2.8
NexusD610 Inon s-2000 FIXneo2500DX
ss1/125  f16 iso400

屋久島 一湊
屋久島ダイビング日記からこっちのブログになって、順調な滑り出し。
このブログ「海を歩く」では、誰かへのメッセージと言うよりも、僕の独りごとに近い。
口調も、ですます調をやめてブツブツとすることにしてみた。
かなり気楽になった!
でもあまりに根暗なブログになったら改めるかもしれない。
日記として潜った海やその日を振り返ることは大事だと思う。
だから継続的に書こうと思っている。
ぶつぶつ。

イッチとテルも帰ってきた。
ニャタロウと2人もなかなか幸せだったけど、やっぱり家族がいい。
ご飯が旨い!
今日はこれからイッチのリクエストの大貧民(トランプ)。
100円賭けるから賭博か?掴まらないか、ドキドキ。



海はベタ凪。
冬らしくマクロで海底を舐めまわしてきた。
名前の分からないヒドロ虫にはミノウミウシの仲間が2種類付いていた。
帰ってきてからPCで気が付いたけど、産卵中か。




相当ちっちゃい!
たぶん2mmくらい。
付いているだろうと思ってても見えないくらいに小さい。
分かるかな?
右下のヒドロ花にちょこんと。



拡大するとちゃんとウミウシ!
でも名前が分からない。
それにしてもウミウシの登場は久しぶりな気がする。


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