10.18.2017

トカラ列島潜り③ 小宝島編

 2017年9月30日-10月1日
鹿児島県
屋久島-錦江湾-宝島-諏訪之瀬島-小宝島

随分と遠回りしたなぁ。
遂に目的地の小宝島!

予期せずしてトカラ列島を行ったり来たりすることになったけど
おかげでこの海域の特徴がなんとなく掴めた。


 

海が、海がぁ~!!
青い!!!
宝島と小宝島の海の色はとにかく美しい!
海底がサンゴ由来の砂だから白い。
海は明るく輝いている。
ネットで情報を調べると誰もが
宝と小宝の海の色が美しいと絶賛している。
だから、黒潮もさぞ当たりが良いのだろうと思っていたけど、
黒潮とは関係がなかった。
黒潮は悪石島以北がメインの流路のようだ。

宿は湯泊荘。
雰囲気がビリビリと襲ってくる感じ(笑)
話し好きのおばぁが小宝の昔話を色々と教えてくれた。

 
陸上の植生も、地質も他のトカラとはまるで違う。
写真は隆起サンゴとトカラ牛。
 
 一周歩いて20分くらいの小さな島。(自販機1台あり!!)
自転車にカメラ載せて出発~。
 
地元の潜り人に良さそうなスポットを教えてもらった。
 
 海中から温泉が湧き出してる!!
潜水中に聞こえる
プチプチと温泉が湧き出す音が心地よい。
 
 多種多様なサンゴが散らばる海底。
白化は目立ったけど、たぶんギリギリ大丈夫。
 
潜った後は温泉~。
普通の露天の温泉の後に、
この秘境感剥き出しのマショの湯にも浸かってみた。
 
これ、結構地味な作業なんだよなぁ。。。(笑)
 
なんだか豪華なご飯!
ここも当りだなぁ。
翌日に船で一緒だったオジサンに
この食事を見せたら絶叫してた。
「俺が言った時は3食ソーメンだったのに。。。」だって。
これはトカラあるあるなのだろうか。。。
 
滞在できる時間は17時間。
全力で周ったなぁ。
島3周。
夜空もキレイ。
 
あ~良く動いた。
諏訪之瀬島比で3倍の動き(笑)
 
朝4時からおにぎりを握ってくれた。
お世話になりました~。

カツオドリと中之島

トビウオを狙うカツオドリ

 口之島の漁港
最後の最後になってようやくの天気!
おそ~い。
でも気持ちい~! 

はい、鹿児島。
ラーメン食って、帰りましょ。
 
ただいまぁ。
トカラ行き、海況も天候も微妙だったから悩んだけど
行って良かった。
現地に行かなきゃなにも分からない。
 
さて、来月はあの島へ行くぞ!
こうご期待!?
 

10.10.2017

トカラ列島潜り② 諏訪之瀬島編

 2017年9月27日-29日
鹿児島県
屋久島-錦江湾-宝島-諏訪之瀬島-小宝島
 
今回の旅の道具。
・カメラとハウジング
D610にアンティスのハウジング。
レンズはnikon 14-24mm
イノンのストロボ。
合計8キロくらい。
・ペラペラの5mmウェット。
ウェイトなしだとちょい不愉快で近所のおニイちゃんに2キロ借りた。
・クレッシーのプラフィン
 
カメラがとにかく重い。
これを担いで毎日1-1,5キロくらい歩いて海へ。
帰りは山道。
カメラ以外は最軽量化したので、結構大丈夫だった。
 
プラスチックフィンは日本では人気が全くない。
この、2,3か月使い込んでみて、
結構好きになった。
 
ダイビングでは足が軽いのでサンゴの上で
ホバリングしながら撮影するには最高。
ピタッと止まれる。
重いゴムフィンだとどうしても足が下がってしまう。
南の海のダイバーには特におすすめ。
蹴り心地はダイビングにおいて、上々。
スノーケリングに関しては、、、今一つ。
フィンが軽い分ダウンキックに力が必要。
逆にアップキックは爽快。
水面では抵抗が強く、少しストレスを感じた。
 
今回は素潜りの旅。
だから最適とは言えないけど、
十分に泳げる、なによりとんでもなく軽い!
 
フィン一つで随分と快適な旅になった。
問題はやっぱりカメラだよなぁ。。。
 
 
am5:00
小宝島出発!
 
 
北上すること5時間。
諏訪之瀬島に到着!
 
なぜ諏訪之瀬島に来ることになったのかを
説明すると長くなるので割愛。
旅っぽく流れのままにって感じかな。
 
ここは人口70人ちょっとの火山島。
自動販売機2つ!
観光名所ほぼ?なし。
あっ滑走路あり!
(昔ヤマハのリゾート化計画があった名残)
 
この島に3泊。
のんびりした島。
トカラ牛の牧場が良い。
まぁ、普通に観光すると半日でお腹いっぱいかな(笑)
 
海は集落の東と西の港周りでなんとか泳げる。
 
こんな道を歩いていくとに西に元浦港。
東に切石港。
 
元浦港の脇には大きな貨物船?
 
おお。。。
座礁してる!
今年の2月頃に座礁してそのままだとか。
 
もちろん気になって仕方がないのでこの船の周りで泳いだ(笑)
 
港周辺が一番サンゴが華やか!
白化のお蔭でより美しい。
ここの白化もギリギリのところで持ちこたえそう。

元浦港周辺ではカスミアジが多い。
200匹くらいの群れや、大型の単独個体に何度も会えた。

ウメイロモドキやその他タカサゴ系の群れも。
ず~っと泳いで沖へ出ていくと、海底が見えなくなったり、
潮が早くなって来たりで、ちょっとドキドキ。
 
浅瀬の魚類層は屋久島や三島に似ている。
薩南諸島っぽい。

島の東側は火山島らしい黒々とした海底。
黒いテンスがいた。
初見の魚か!?と興奮したけど、
たぶんハゲヒラベラ。
屋久島では白っぽい色だから全然分からなかった。
むしろこっちの方が興奮かも。
 
トサカハギ!
屋久島ではほぼ見ないなぁ。
トカラ来ましたよ~感があった。
 
民宿のご飯
有難く、「頂きま~す。」
島では3度の飯と
持参のピーナッツ以外何もない。
 
島には大名竹が鬱蒼と茂っている。
 
トカラ牛。
のどかだな~。
 
諏訪瀬島唯一のせ専業の漁師さんにお話を聞きに来た。
 
トカラは釣り人の憧れの地でもある。
クエやロウニンアジなどの日本記録もこの辺り。
 
これは当時の記録だと聞いたけどデカイ。
 

 黒潮を求めてこのトカラをウロウロしているけど、
情報や予想とはやっぱりちょっと違った。
「ガジャはいつ行っても青いよ!」
トカラを縦横無尽に駆け回る漁師さんの言葉は重いなぁ。
呪いの言葉のように脳裏に焼き付いてしまった。
 
さて、お次は本命だった、、、小宝島だ!
 

10.04.2017

トカラ列島潜り① 宝島編

 2017年9月25日~10月2日
鹿児島県
屋久島-錦江湾-宝島-諏訪之瀬島-小宝島


8月に行けなかったトカラ列島。
今回こそ!

吐噶喇!

前回に同じく屋久島から鹿児島へ渡り、
僅かな隙に錦江湾で泳いだ。
しかしそこは、、、割愛。
た、たまき様すいませぬ。。。
 「SB(エスビー)」 さんにお世話になりました。
超わがまま放題でごめんね、、、(苦笑)
 


23時出港
「フェリーとしま」 で南下開始!


夜明け前にトカラの玄関にあたる口之島に到着。
それから中之島、諏訪之瀬島、平島、悪石島、小宝島と寄りながら宝島へ。


道中の楽しみはこの人。
船に驚いて飛び出すトビウオにカツオドリが襲いかかる。

なんだかんだで船に乗った時間が30時間以上あったので
しばしば観察できた。
しかし思うような写真はなかなか撮れない。
時期的な問題もあって飛魚が小さかった。
他にはオキゴンドウと思われるクジラも見ることが出来た。

今回の旅は海も人もいろんな出会いがあったけど、
一番キタのはカツオドリだったかな。
超カッコイイし。
ず~~~~~~とカツオドリ見てた。

ご先祖様はプテラノドンに違いない。


13時間、宝島に到着!
と、同時に

激しい雨~!!!

え~。。。

「民宿トカラ荘」に着くとまずはお昼ご飯。(食いかけ↑)
トカラには食堂は存在しない。
なので民宿は1泊3食付き。


ソーメンチャンプルにご飯に、マカロニサラダ。
って全部炭水化物だし!(笑)


時間がないので早速海へ!

途中に出会ったネコ。
左の子は顔が腫れぼったい。
なんとトカラハブに噛まれたんだとか。

そうだ、ここから南にはハブがいるんだ。
生物地理区の分かれ目が小宝島と悪石島の間にあって、
海も陸も景観がガラッと変わる。
陸上では特に動植物が全然違う。
雰囲気は沖縄。


今回は素潜りの旅。
そして歩き。
重いカメラと軽器材を背をって1キロちょっと歩く。


海の前にまた足止め。
トカラヤギ。
かわいい。。。


ようやく海!
大籠(おおかご)海水浴場。
海の様子を聞いたけど大体島の周りは
どこも似ているとのことだった。

宝島はサンゴの島だけど
沖縄と違ってリーフが発達してないのですぐに沖に出れた。

お魚いっぱい。

白化して色とりどりになったサンゴが広がっていた。
今年は陸の気温も水温も異様に高かったらしい。
 
驚いたのは去年は白化現象はなかったということ。
沖縄が去年あれだけ白化していたのに、
トカラではどこも、そんなことはなかったらしい。
ちなみに屋久島も去年は結構白化してた。

 白化してピンクになったサンゴ。
 

 トカラ一品ぞろえが良いとの評判の商店。
営業時間短っ!


トカラブログ1回で完結させようと思ったけど
流石に厳しい。

トカラ編、続く。
 
 
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