1.29.2020

「南豪海中怪奇」ダイバー荒俣宏さん撮影。

2020/ 01/21~1/28
Australia / York Peninsula / Fleurieu Peninsula
水温20-21℃ 気温15-27℃

毎日夜中まで潜って食べて呑んでの生活。
ようやく時間が取れた。
アデレード企画の後半組はなんと荒俣先生もご参加!
もうむしろ先生にこの海を見て頂きたく
今回の旅が決まったようなものだった。
何と言っても南オーストラリアは固有種の楽園。
珍魚奇魚がそこかしこにいるので妖怪学者でもある
先生にはきっとご満足いただけるだろうと思った。
7泊の共同生活で色々とサポートしてくれた
2人の女子にも感謝!
気温が夏とは思えないような寒さの日も多く
気をもんだけど、前半組も後半組もなんだかんだで
予定の生き物をほとんど見れて個人的には大満足。
皆様ありがとうございましたー!!

到着早々、サンセットナイト!
このEdithburghはとりわけナイトが面白い。
エントリーも楽チンで本当にいいところ。


シャープノーズワイティング
でたー!!!!
南オーストラリア一派手なベラ!
こんなに細長くそれでいてこの極彩色!
温帯域の海とはとても信じられない華やかさだ。
難しいヒレ全開のショットを見事におさえて頂きました。



ウミグモの仲間
なんとこの海ではウミグモまでド派手。
見つけてくれたるなちゃんに大感謝!
まさに海中怪奇!


レインボーケール
これも南オーストラリア固有の派手なベラ
最終日のラストダイブでとって頂けました。


オルネイトカウフィッシュ
忘れてはならないのがこの魚!
なんて可愛らしく、美しい魚だろうか。
そしてなんていい写真だろう。


プリックリーアングラーフィッシュ
これまた可愛いカエルアンコウの仲間!
そのほかすっムースアングラーフィッシュと
タッセルドアングラーフィッシュなんてのも見れた。
(タッセルドは前半組のみ)




海藻を背をうカイカムリの仲間
カラフルなホヤを背をっているのが多いけど、
これもまたかわいい!


ウェスタンクリーナークリングフィッシュ
ヨーク州ではまだ見つけられていなかったのに
なんと先生に教えてもらちゃった。
オーストラリア一派手なウバウオの仲間かな。





そしてそして名前も見た目も可愛い
シマシマネマキイカ!
猛毒もつので注意!

リーフィーシードラゴン
やっぱりなんだかんだでスターはリーフィー!
初めは渋かったけど後半になってポロポロと現れ始めた!


後半組のみんな。

「来年も行こうぜぃー」と先生も乗り気!!

来た時は
「人生最後の大冒険です!」
って言ってたのにー!!


女子のかわいいコールにつられて
ついついモデルをしてしまう荒俣先生。



でも今回一番の興奮はこのベイカリーだったかもしれない。
世界一美味しいエクレアを見つけた!とか!?
夜にはたくさんの貴重なお話も聞かせて頂けて
なんて贅沢なひと時だったろう。
幸せでした。


やっぱり南オーストラリアはすごい!
まだまだ潜り足りないので、おそらく来年も
来ることになるだろう。
今回やってみて全ての手配やキャパを考えると
人数は3人でちょうど良かったかな。
タンクレンタルやチャージに随分苦労したし。
また決まったら告知します。
興味ある方はご一報ください。


明日からはグレートバリアリーフだ!



1.18.2020

Be elegant!

2020/01/19
Australia / York Peninsula / Fleurieu Peninsula
水温21-23℃ 気温15-32℃

瞬く間に時が過ぎていく。
この1週間は日本からゲストをお迎えして楽しく潜る。
誰かと潜るのは久しぶりで楽しかったなぁ。
優雅な皆様とご一緒だったので、
ひたすらにエレガントな日々?を送っていた。

気温は低く長袖を着る日も多かったし、
風も強い日が多かったけど、毎日潜れたし、
大中小(30cm、10cm、3cm)のリーフィーにも何とか出会えた!
生後1月ちょっとと思われるリーフィーは特に雅!




Leafy seadragon(10cm)



Leafy seadragon(30cm)



Octopus Kauna
いつも見かけた時はこの状態!
火星人と勝手に呼んでるテナガダコの仲間。


調べられてないけど、探せば見つけられるように
なったカクレエビの仲間。


ホソエガサの仲間
南オーストラリアにもあった!


rainbow lorikeet
ようやく出会えた虹色のオウム!!


ピンク色のオウム


味噌汁きたー!!!


夜はエレガントにスパークリングワインで乾杯。

Underwater Photo Equipment
Nikon : D810 Nexus : D810
INON : Z330×2
FISHEYE : Fixlight neo3000DXⅡ

1.08.2020

Inon Z-330 &Underwater of South Australia

2020/01/08
Australia / York Peninsula
水温23℃ 気温17-37℃

夏が戻ってきた。
あっという間に時が過ぎてゆく。
旅初日はいつもホームシックで、なんでこんな
ことしているんだろうって思うんだけど、
今は時間が足りなくて困っている。

今回の旅で新調してとてっもお世話になっている機材の紹介を少々。
Inon社のストロボZ-330
(谷口ストロボカッターバージョン!)
ストロボカッターに銀ピカのステッカーを貼ることで
ワイドマクロ時に光の回り方が広く優しくなる。
大光量に加えてワイドマクロの強さにでに
何度も救われている。
これまでマクロはこれまで小型ストロボのS2000で
十分だと思っていたけど大は小を兼ねる!
撮影の幅がぐんと広がった。


またこの伸縮アームがとても好き。
普段はコンパクトでいていざ必要な時に
シュルーっと伸ばせる。


Ornate Cowfish & Shaw's Cowfish
NikonD810  Inon Z-330×2
 f19  ss1/15  iso200(with trimming)
南オーストラリアのフグと言えばとにかくこの2種が際立っている。
僻地までわざわざ見にくる価値のある魚だろう。
この撮影はZ330に威力を存分に発揮してもらった。
まずは立体感を出すためにアームを伸ばして鋭角に照射する。
そしてパンフォーカスで撮るには絞りを絞る必要があるが
ストロボを離しているために通常だと光量不足に陥る。
しかしZ330の大光量でドカンと炊くことに
よってイメージ通りに撮影することができた。
iso感度を下げてスローシャッターを切りたい時に
この大光量は特にありがたい。
この南オーストラリアの魔境ともいえる海を表現するのにピッタリだ。



Leafy sea dragon (juveaile)
ついに見つけた!
3-4cmの幼魚!とにかくかわいい〜。


Weedy sea dragon
何と予定外の若いウィーデーシードラゴンもでた!
タスマニアの個体に比べると何とも貧相だけど、
いてくれるだけでもありがたい。
よく見るとやっぱり美しい!


Grass Clingfish (male)
きたー!
初見のウバウオ。
でも写真を現像してガックシ。
た、た、卵〜!!!
守ってるじゃないか!!
尻尾のあたりにいい感じに熟れたのが、、、。


Rhino Pipefish
きたー!こちらは初見のヨウジウオ。
枯れて海底に積もるアマモにそっくり。
というかそれにしか見えない超絶擬態。
どうしても会いたかった人の一人だ。



Rhino Pipefish

昨日はちょっとやり過ぎた。
水中6時間越えで宿に着いたら夜中の1時だった。
でも満足。
でもまだまだ課題がたくさん。。。
あと二日しかないのに。。。


Underwater Photo Equipment
Nikon : D810 Nexus : D810
INON : Z330×2
FISHEYE : Fixlight neo3000DXⅡ

1.05.2020

ネズミギス登場!!

2020/01/05
Australia / York Peninsula
水温21,5℃ 気温10-21℃

おとといは気が狂いそうなほど暑かったのに。
釣り人たちよ、トレーナーにニット帽被るのやめてくれ!!

昨日の夜は今年の干支がやってきた。
15年ほど前に逃して以来の(数日前にもあったか)ご対面。
今回はなんとか証拠写真を撮ることができた。

今日はやや時化だったので半島の反対側(ベタ凪)で潜る。
それなりの発見をしてエキジットすると空が茜色に染まってた。
なんて雄大な自然だろう。

自由時間もあと少しになってきた。
そろそろ見つけないとまずい。


Underwater Photo Equipment
Nikon : D810 Nexus : D810
INON : Z330×2
FISHEYE : Fixlight neo3000DXⅡ

1.04.2020

カンガルー島のブッシュファイア。

2020/01/04
Australia / York Peninsula
水温23℃ 気温16-22℃

急激に寒くなった。
昨日の倒れそうな暑さから一変。
昨日まで裸で突びこむ人が大勢いたのに
今はトレーナーに長ズボンでも寒いくらい。。。

雨も少し降った。悪天だけど
これがブッシュファイアに苦しんでいる人や全ての生き物にとって
恵になってくれればと願わずにはいられない。


カンガルー島はこの数日で10万haが消失し、死傷者も出た。
国立公園を含む野生動物への被害も甚大だろう。
僕自身は元旦に少し予定を早めて島を出たけどそれが幸いした。
今は入島はもちろん島にいても何もすることができない。

オーストラリアではブッシュファイはしばしば起こるけど
今年は特に多いようだ。これがいま地球規模で起こっている環境変異の
一つなのかはわからないけど、不安になる。


写真は全てカンガルー島の磯より

磯のカニもなんだか見慣れない色合いだった。


広大な海辺でもこういった磯場は日本に比べて極めて少ない印象。


ブッシュファイアが収まることと、
被害で苦しんでいる全ての生き物が
平穏な生活に戻れることを祈って。



1.03.2020

HAPPY NEW YEAR!

2020/01/03
Australia / Kangaroo Island / York Peninsula
水温23℃ 気温20-40℃?

アデレードからカンガルー島そしてメインのヨーク州へと
年末年始を慌ただしく過ごした。
ようやく落ち着いたので新年のご挨拶。
こっちでは年始はなんだか日常と対して変わらないみたい。
福袋も餅つきも初詣もない。

旅日記をちょっとずつアップしていこうと思うけど、
写真はそれほど載せられない。
ブログで見せてしまうとそれで終わってしまう。
何かの形にする気力がなくなってしまうのだ。


上の写真はカンガルー島のリマーカブルロック。


カンガルー島のオフロード。
いえーい!


島ではこの車で寝泊まりしていた。
自由度と自分を追い込むためにも快適さは
排除しなくてはならない。
にしても年末年始を車で過ごさなくてもいいじゃないか。

シールベイ
オーストラリアアシカの楽園。
厳重に保護されている。


今年はブッシュファイアが頻発しているらしい。
カンガルー島でもこれのお陰で右往左往することになった。


Kings Cote の桟橋が熱いと聞いて潜った。
陸にはペリカン!
滑稽な姿に驚いた。

休みながら6時間のドライブでメインのヨーク州に到着。
ここでは人間らしい暮らしをしながら潜り込む。
あと1週間朝から晩まで潜り倒し。

昨日は悶絶級の可愛い子に出会えた!!


 Striped Pajama Squid(シマシマネマキイカ)
ぎゃー!!!
ナイトでは親は天ぷらにできるほどいた。
ちょうど繁殖期!
そんで突然目の前に現れたこの生まれたての子。
食べてしまいたい。



調べてないけどウバウオの仲間
図鑑では確かに見た記憶がある。
実物は初めて。それも綺麗なホヤについていた。

それとネズミギス??みたいなのがエントリーと
同時にぶつかってきてすぐに消えていった。
水深3mでそんなものがいるのか、、、?

そんなこんなでしばらくは落ち着いて、
潜り込む日々になるだろう。

ではでは。



Underwater Photo Equipment
Nikon : D810 Nexus : D810
INON : Z330×2
FISHEYE : Fixlight neo3000DXⅡ