12.18.2020

ハタハタ日記⑥ 〜接岸そして撮了〜

2020/12/17 秋田
雪 北西 風10m 気温-1/-4℃ 水温11℃

今季最強の寒波らしい。
どおりで寒い訳だ。雪が一晩で膝下くらいまで積もった。
これが北国の普通かと思ってたけど違うらしい。
10日前の予報では寒波は過ぎ去って最後はチャプチャプと
優雅に潜っているはずだったけど、時化は全く治らない。
飛行機だってちょっと伸ばしたのに。

とにかくまともに撮影できる気はしなかったけど、
なんとか潜って、そしてなんとかとった!

ハタハタの接岸に最後の最後で出会えた!!!
これは全国ニュースでも流れてたらしい。



安い値段でハタハタをたっぷり…八森漁港の直売会にぎわう 


八森漁港に活気 季節ハタハタの直売所開設 




わずかに取れただけで、さもハタハタ漁が大賑わいみたいな
ニュースになってるけど、今季の秋田全体の水揚げは惨憺たる結果になるだろう。


それでもとにかくまずは出会えたことを喜ぼう。
ハタハタはこんな大しけを選んでやって来て、
卵を産んで深海へ帰っていく。
それには海で生き抜くための知恵がたくさんある。
本当に生命力のあるたくましい魚だと思う。
この魚がいつまでも秋田や近海へ戻って来てくれることを願うばかり。
そのために微力ながら写真絵本という形で伝えられたらと思う。
来秋に向けての準備は整った。
あとはどう伝えるかだ。




ぐわんぐわん揺れる海底で岩にしがみ付きながら撮影。
気を抜いて手を離すとリップカレンとみたいな流れに
乗って5mくらい運ばれることもあった(笑)

海藻には昨日まで見られなかった卵がたくさん!
産卵も確認!




海底にはハタハタの卵(ブリコ)を捕らえたミイドリイソギンチャク。
もっと落ちてこーい。ってみんな待っている。
そうハタハタを待っているのは人間以外にもたくさんいる。





岩舘漁港。

一昨日まで一人くらいしかいなかったのに今日はたくさん。
サビキを落としてシャクルと引っかかる方式。




予想以上に過酷な撮影(戦?)だったな。
さて温泉入って南下しますか。



夜は水産振興センターの方にハタハタの資源のことや
海の変化や今後についての話をお聞きすることができた。
今年もありがとうございました!


今年もたくさんたくさんお世話になった
金坂さんありがとうございました!!



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