1.21.2019

もらえないことの気持ちよさ。

アメリカ ハワイ島 ・ヒロ
水温25度  透明度30m〜

トウモロコシでできた容器と紙でできたストロー。

ハワイのスーパーでは袋はもらえない。2015年にビニール袋は禁止されていて違反すると罰金だとか。バックは必要か?と聞かれてイエスと答えると紙袋がもらえる。何を買っても袋が付いてくる日本とは対照的に、何を買っても何ももらえないハワイ。ちょっと不便に思えるけど、実はこれがとっても気持ちいい。不便さよりもゴミが出ないことの気持ち良さはそれを上回るものだった。最近では東南アジアでもそのような動きがあるのに、いまだに日本はビニール袋だらけ。毎日スーパーで豆腐や肉を包む薄いビニールやレジ袋を断るのが大変。気を抜くと二重のラッピングをされてしまうから買い物も一苦労。もはやストレスだ。ビニール袋以外でも極力プラスチックを減らすことを心がけているけど3割も減らせていないような気がする。日本という国はもはやプラスチックで包まれているのだろう。おもてなしあるいはサービス精神が暴走しているともいえる。脱プラスチックと思い生活をしてみて感じたのは、それでは生きていけないということ。あらゆるものがプラスチックに包まれていてる日本では物凄い負担をしなければなしえないだろう。例えばナイフ一本だけ持って森の中で暮らすとかでもしないかぎりは。。。

写真はヒロで少年の頼んだグァバジュースの容器。「Sustainable」(持続可能)と書かれていた。どうやらトウモロコシから作られているようだ。これはバイオマスプラスチックと呼ばれるもので化石燃料から作られるプラスチックとは環境面で大きく違うと言われている。主には自然に返りやすいことや、CO2排出量が少ないことなどが挙げられる。しかし、よくよく調べてみるとバイオマスプラスチックと呼ばれるものでも原料に石油を使っていたり、半年で自然に分解されるとされているものでも、実際には条件が整わず自然に残り続けるものなども多いようだ。それに従来のプラスチックに比べ脆いため再利用はできづらく使い捨てが前提となるようだ。中には100%植物由来のもので作られている生分解ものや、海洋で半年間漂うだけで90%以上自然に返るものなどもある。生産コストの高さや原材料の確保などの問題も多いようだけど今後の進歩に期待したい。いずれにしてもバイオマスプラスチックであれ、従来のプラスチックであれ、大事なことは極力浪費しないことだろう。人間の生産活動が環境に影響を与えているのだからその影響を少なくするにはまずは、浪費をやめること、その次に自然に配慮のある製品を使うことだろうか。

あまり過敏になるとストレスが溜まるだけだから、無理のない範囲でだけどプラスチックをはじめ、海の生き物に負荷をかけない暮らしをしていこうと思う。







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