8.05.2016

北海道・オホーツク海 日本最北端で潜る 157日目


2016年8月4日
北海道・宗谷岬~猿払
晴れ 透明10m  水温19.5℃

稚内駅のホーム
快適空間が広がっていたので早朝からパソコンカタカタ。
タンザニア産のコーヒー淹れて~。


9時オープンを待ってノシャップ水族館へ。
北の海の勉強になればと思って入館。
微妙~。
愛を感じない。
アザラシも魚たちも寂しそう。

 稚内からアザラシ目指して一度抜海(ばっかい)へ南下。
抜海が一番多いと聞いたけど、見当たらず。
北上して宗谷岬へ!
途中で3頭のアザラシを沖に見つける。


宗谷岬の日本最北端の碑を背景に記念撮影。
海を見つめる銅像は間宮林蔵!
師匠~!


今日の海は~。
宗谷岬!
日本最北端で潜ちゃった。
宗谷岬から10分くらい?東へ移動してるけど、
まぁ大体最北端でしょう。
そして初めてのオホーツク海!


 
宗谷岬もその前後もどこも遠浅で潜り辛そう。
でも良さそうな場所があったので、近くにいたダンディーなオジサマに
声をかけると、快く駐車場を貸してくれた。
そして、ポストードはホタテの貝柱へと変わった!
さすがホタテの漁師さん!
ありがとうございます!!!



NIKON D610   tokina10-17㎜
NexusD610 Inon z-240  FisheyeFIXneoPremium
エントリー早々にウグイの群れ!
何百匹いたかな~。
しばし遊んでもらった。


スガモの森が広がる。
緑も美しい状態。
 
 リシリコンブがまた凄い!!!
利尻よりも礼文よりも立派なコンブがワサワサと生えていた。。。
これがオホーツク海の力か!?


海は対馬暖流の影響をまだ感じる。
今北海道の西海岸に多いオオサルパが、ここにもたくさん浮いていた。
水温も約20度と高い。



スガモの森を探索していると、いた~!
ハコダテギンポの緑バージョン!!
これこれ。会いたかったな~。
でもベタ凪とはいえ揺れるし、スガモはワサワサするしまともに撮れない。






 フサカジカ
でた~!!!
これが噂のフサカジカ!!?
まさに聞いていた通り緑のカジカ!!
美しい~!けどやっぱり揺れて思うように獲れない。。。
かなり悔しい。




 フサカジカ
スガモを掻き分けていると茶色のフサカジカも出てきた。
緑よりもこっちの色の方が多かったかな。 

スガモ色の美しいホッカイシマエビも見つけたけど撮れず。
これまた悔しい。


 東へ移動して猿払(さるふつ)へ。
ここはホタテの水揚げ日本一!

昭和30年頃からニシンが獲れなくなって、北海道一貧しい街となったらしい。

 それからホタテの稚貝放流を続けること10年。
今では日本一となり、街もかなり潤っている。
凄いな~と思ったのは持続性のある漁だということ。
海を5区画に分けて、1年では1区画でしか漁をしない。
つまり漁をしてない他の場所は4年間海を休ませているということ。
それによって今では海外に輸出するほどの水揚げ高になった。


今まで悲壮的とも言えるような漁業の現状を見てきたけど、
初めてこんなにも明るい漁業を目の当たりにした。
詳しくは下のサイトに書かれている。↓


「猿払村は、いかにして地域漁業を復興させたのか?」


猿払の漁師の平均年収が凄すぎる。。。
本気で転職を考えてしまう(笑)


猿払にある碑にはこうも書かれているらしい。


「人間は神々と力を競うべきではない」
「人間は自然の摂理に従うべきだ」


過去の教訓を生かして、成功している稀有な街。


人はどん底まで落ちないと良くならないのだろうか。
嘆いてばかりいる漁業者に少しは見習ってほしいと思う。


猿払に入って頂いたもの。
これとソフトクリームも。。。
いかしたバイクに乗った人が、「ニィちゃんもソフトクリーム食うか?」って。
それにスーパーの場所聞いたらこれでも食べろってホタテ飯奢ってくれた。

気前のいい人だな~と思った。
今、猿払の漁業を調べて良く分かった。

猿払は豊かな街。
街も人も潤っている。
そんなこともあってか、会う人みんな大らかで良い人ばかり。

もう少しこの街を観察すればよかったな。。。(今は枝幸だから)


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