11.15.2016

香川県・徳島県 瀬戸内海 6分間の潜水 259日目

2016年11月14日
香川・庵治(あじ)-徳島・鳴門
  曇り 透明度5m  水温20℃
 雲り~。
海沿いを走っていて何となく小道を下ったら山田海岸。
こじんまりした小さな浜辺に漁師小屋。
瀬戸内情緒120%!?





漁師のお父さんとお母さん
網に掛かった多量のサンショウウニを外す作業中。



ゲタ(クロウシノシタ?)、キュウセン、マダイ(小)、コチ
色々とお話を伺って、この海の中の様子や、昔の話を聞く。
冬は和歌山や北海道へ出稼ぎに行っていたらしい。
この辺の漁業は聞いた限りでは華やかさはない。
それゆえに、ゆる~い空気が流れているのだろう。


「ここで潜るのか~!?なんもおらんぞ~!」


そんなこと言わずに~(笑)


この辺ではベラ(キュウセン)は美味しい魚。
刺身でも焼いても美味しいとのこと。


切実な海の方が魚たちが愛されて食されているように思う。
漁業が盛んな所では、食べられる魚でも価値の低いものは、
生きていても死んでいても構わず海に捨てられる。
そんな光景を何度も見てきた。
なんて残酷ないきものだ。



ここの海は何となく想像はできる。
でも小さな香川県はここで多分最後。
ひとまず海を覗かせてもらいましょう。



浅瀬にはヒジキが少々。
アヤニシキも少々。
砂地にはまばらにアマモが少々。



砂地にはハスノハカシパンやスカシカシパンが少々。
魚は全体的に少々。
コケギンポ1匹、イソギンポ1匹、サザエ1個、ヒガンフグ1匹
アミメハギ2匹、キュウセン、メジナちらほら。



気が付くと徳島県!
香川県は日本一面積が小さいんだって。たしかに小さかった。

それにしても徳島県さん!
入って早々、海がゴミの山なんですけど。
でも悪いのは掃除をしない人じゃなくて、捨てた人か。
プラスチックはほんと海の生き物に害ばかり。
気を付けよう。


徳島と言えば鳴門海峡!
早速やってきた。
タイミングよく大潮だし、潮も流れていた。
海というよりは大河。
海に段差がある光景を初めて見た。
白く泡だっている所は50cmくらいの落差があった。
不思議過ぎる!

子鳴門橋から下を見た光景。
しばらく鳴門の辺りの海を見て周る。
きっとここが面白いに違いない!
数時間前に通った時は大激流の川の様だった。
今はピタッと止まっている。

NIKON D610   tokina10-17㎜
NexusD610 Inon z-240  FisheyeFIXneoPremium
「速力が武器だ!」
クシャナ殿下の命に従い、速攻で準備して、電撃的に飛び込んだ!
その時にはほんのりと流れ始めていた。
でもまだメダカでも泳げそうなくらい。
浅瀬で2分ほど準備。
下へ降りると魚がいっぱい!!
キュウセンやホンベラなどがうじゃうじゃ。
クロダイやウマズラハギも目の前を通り過ぎる。
でも下へ行くほどに流れが激しくなってきた。
8mくらいまでたどり着いた時には、激流とは言わないまでも激しい流れ。
時間にしてエントリー4分後くらい。
普通の海であればまだまだ~!
とか言って潜ってるけど、ここは普通ではない。
やばいでしょう。
なんて気性の荒い海だろう。
即効で浮上してエキジット。
時計を見るとダイブタイム6分。残圧180。
短くとも価値のある1本だったと思う。
海を見ると流れは見るからに増していた。
でも本気の流れの1/10くらい。。。

鹿児島の長島の様な海を想像したけどちょっと違った。
日常的に流れがある所は、やっぱり魚が多い。


近くの漁港では漁師さんや近所のおじさんが釣りしてた。
これが入れ食い!
面白いようにマイワシやウルメイワシやアジが釣れる!



おこぼれをもらうサギ
落ちつく漁港だな~。
なんて思いながら海を見るともう大激流!


 恐ろしい~。
そんな中でヒクラゲを発見!
泳力のあるヒクラゲもなすすべなしで揉みくちゃになりががら消えていった。。。


おじちゃんにイワシもらった!
漁港でさばいてそのまま食べる。
こ、これは。。。


鳴門の味がする!


イワシうまい~。


今日はウチノ海の公園に泊まる。
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