10.28.2016

愛知県・知多半島 三河湾と伊勢湾 241日目


2016年10月27日
 愛知県・一色 - 三重県・鳥羽

  晴れ 透明度 10-15m  水温22.7℃
 今日も良い天気!
海辺を見て、海辺の人の話を聞いて、ひたすらに走った一日。
愛知県海岸線周るととんでもなく広い。
一日中走って伊勢志摩までたどり着いた。
あ~長かった。




 一色のお魚市場
三河湾の食材たちが並んでる!!


 メヒカリ、カレイやウシノシタの仲間、カワハギ、イシモチ、コチ、マダイ、
アジの仲間などなど。


 キダイ
三枚にして酢につけて、なんチャラして食べるとおいしいとか。


カサゴ、メバル、ホウボウ、マトウダイもいた。
どれもかなり小さい。

 おおっ!
ミシマオコゼ!!


 ヨシエビ
内湾に住むエビ。


 アイブリ、オニカナガシラ!
これは三河湾から出た外海の辺りで獲れたもの。
深いところの生き物。



 おお~!!!
ベニテグリ!!!
大陸棚にいるんだって。見てみたいなぁ。



今回のダークホース。
ミズダコ。


ミズダコ!??
伊良湖の沖合4キロで獲れたとか。


ここまで生息しているんだ。
調べてみると怪しい情報しか出てこない。
う~ん。。。


(ミズダコではなく、アマダコのようです。納得!)




市場を見るとそこの海が良く分かる。
昨日海に潜って感じたのと同じような印象。




魚はたくさん上がっているし、とても愛されているので、ここの市場大好き。
ただ、魚のサイズはどれも相当小さい。
それに多様性を感じない。
生き物すべてが内湾の砂地、泥地環境という事を主張している。


相模湾や駿河湾と比べるとあまりにも違う。近いのに。
何故だろう。




黒潮の流路
理由はたくさんありそう。
今月24日の黒潮の流れ。赤い線が黒潮。
和歌山県の潮岬が防波堤の様にあるので、三河湾や伊勢湾には黒潮は
ほとんど入ってこないようだ。
伊良湖の外海側にはヤシの実が漂着して有名な詩になっている。
なんせソラスズメダイすら1匹も見てない。


 海図 (みんなの海図より)
青い線が濃いところは深くなっている。
駿河湾も相模湾も目の前が深海。
三河湾、伊勢湾は相当浅い。
三河湾では最も深くても20mとか。


環境が単調なこと、深場からの湧昇流がないことなんかも影響していそう。
でも河川はたくさんある!
内陸から栄養がたくさん流れ込んでいるはず。


 泥の体積レベル。
(参考サイト http://www.mikawa-wan.jp/environment.html
昔より随分良くなったらしい。
東京湾や相模湾と同程度に毎年赤潮が発生する。
陸からの養分は多すぎるようだ。
写真の数値はCOD(化学的酸素要求量)を表したもので
20以下が望ましい。
それ以上多いと、貧酸素になったり、硫化水素が発生したりする。


これは閉鎖的な海はどこも似たようなものだと思う。
三河湾は浅いからその影響が顕著なのだろう。


 知多半島東岸。
三河ならナマコを撮っとかないと。
と思うけど、透明度がないなぁ。


 知多半島の先端までやってきた!
おお、ここは水がちょっと綺麗だぞ。
磯もある!
しかも、潜り辛い環境だなぁ。もう少し良いところを探そう。
と、
この南知多をスルーしたのが今日一番の失敗。
ここから先志摩半島まで潜れそうな海は皆無だった。。。


 知多半島を周るとそこは伊勢湾!


 南知多豊浜近辺。
この棒はなんだろう。
近くのおばあちゃんに聞くと、ノリの養殖をしていたと教えてくれた。
でももう5年以上やっていないと。
ノリの色がどんどん悪くなってきて、辞めてしまった。
どこで聞いても水温は上がってる。




 磯にはカメノテがたくさん!
これ、獲って食べたいなぁ。ここの人は食べないんだ。
屋久島人に見つかったら大変!


 三重県入り~。
鈴鹿あたりの海辺。
伊勢湾も三河湾と似たような環境。
遠浅で濁ってる。


ぶいーんと走り続け、ちょくちょく海を見て、
ようやく伊勢志摩までたどり着いた!
夕方潜ってみたら透明度1m、、、そんでカメラが不調ですぐに上がる。
う~んなかなか厳しいな。


明日からは一人サミット開催しよう。
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1 件のコメント:

  1. 初めまして。
    地元民です。
    地元の海の魚が小さいですか。
    乱獲で魚がいなくなったのでしょうかね。
    大船の漁師さんも獲れなくなったって、アサリ漁に転向した人何人か知っていますし。
    あとは単純にセリで落とされて名古屋などに売られていき、一般向けのさかな村には庶民が買いやすいサイズのお魚しか並んでいないのかもしれませんね。

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