7.09.2016

北海道・積丹の海 神威(カムイ)岬とミズダコ 130日目


2016年7月8日
北海道 積丹・幌武意(ほろむい)
お店:アクアキャット 
曇りのち晴れ 透明度20m 水温17℃?

岩内を出発して積丹の少し手前の赤石漁港。
江差(えさし)辺りからずっとこの辺一帯は昔のニシン漁の名残が各所にある。
赤石漁港の近くで会ったワタヤさんからお話を伺う。
ここでは65年くらい前まではニシン漁が盛んだったらしい。
浅瀬は海藻が繁茂し、ニシンが産卵に訪れると海は精子で真っ白になった。
でもその頃から徐々に取れなくなり、今では夢物語の様。
これは、屋久島のトビウオ漁の推移と似ている。。。


またこの辺りでは磯焼けも進んでいて、藻場造成も行っている。
今では獲る漁業には限界があるようで、育てる漁に変わりつつあるらしい。




神威岬!(カムイ岬)
積丹半島の突端。
爆風で通行止め~。。。
神の力を感じるほどの風だった。


積丹半島は景勝地が多い。
ここも絶景。中国人がいっぱい。

美しい海が広がる。
周りの人たちもキレイだね~と言っていた。
でも少し綺麗すぎる。
浅瀬が白く見えているのが磯焼け地帯。
サンゴ藻が岩を覆って、ウニがたくさんついていることだろう。
積丹半島を周ったら磯焼けも収まると予想していたけど、
この辺も結構深刻のようだ。



幌武意に到着!
お店は アクアキャット さん。
ボスの鍵谷さんがこれまた素敵な人。
豪快でいて優しい。
積丹周りの海や自然、昔話なんかも色々と教えてもらった。
この幌武意の海には17歳の頃から潜っていて、当時は海藻でが繁茂して
どこがどこだか分からないほどだったと教えてもらう。
でもここ20年とか30年くらいは礒焼けが続いていると。

興奮したのは、冬から春にかけて、トドやゼニガタアザラシ、
キタオットセイが訪れるということ。
春先にはカマイルカが何千と現れることも多いとか。
またホッケの産卵が普通にみられるというのも気になる。

鍵谷さんも阿部さんに紹介してもらう。
阿部さん!よろしく伝えましたよー!
待ってますねー!!

最近旅をしていると、先人たちの影が良く見える。


夕方に一本。
久しぶりのボートダイビング!
海辺の景色は絶景!!!
なんて贅沢なんだろう。
道中ミズクラゲがたくさんたまっている場所もあった。
浅瀬はワカメがいっぱい。
その下はやっぱり磯焼けしていた。


海は魚でいっぱい!
ボート下にエゾメバルが群れる!
透明度も20mはあったかな。
久しぶりの抜けたブルーを噛みしめる。


NIKON D610   tokina14-24㎜
NexusD610 Inon z-240  FisheyeFIXneoPremium
ミズダコとアイナメ
でた~!!!
遂にミズダコにであった!
巨大とは言えないサイズだけど、迫力は十分。
しばし遊んでもらう。


イガグリホンヤドカリ
おお~これもこの旅では初めて!
なんといっても、ここのイガグリホンヤドカリは
殻にみんなヒドロ虫を付けている。
その名もイガグリガイウミヒドラ!


イガグリガイウミヒドラのアップ
ヒドロ花の根元にはクラゲ芽がたくさん実っていた!!!




キツネメバル幼魚


ヒトデの放精


ミズクラゲとエゾメバル(ガヤ)
海の景観は礒焼けでさっぱりとしているけど、
生き物は多く、爽やかなブルーの不思議な海だった。
この海で生きる者たちの生きざまに興味津々。


アクアキャットの看板娘のチビちゃん
もちろん猫!
うちのニャタロウに顔がめっちゃ似てる。
相当なツンデレ具合に至メロメロ。


昨日、武蔵堆(むさしたい)で釣ってきたという魚たち。
どれも巨大で驚いた。
当然どれも美味しい~。


夜は地元の方と、鍵谷さんたちと。
話し込んでしまい気が付くと日付が変わりそう。
のんびりしながらも充実した一日だった。

鍵谷さん明日もよろしくお願いします!



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