6.24.2016

青森県・竜飛崎の海 コンブの林! 115日目

2016年6月22日
青森県・龍飛(たっぴ)崎
曇り 透明度10-15m 水温15.5-16℃ 東の風(強)


どこ行ってもウミカモメ!
小高い岩にはもちろんテトラポットにもうじゃうじゃ。
一日中ミャーミャーミャーミャー鳴いている。
今晩の宿の義経公園の前には、かっこいい岩が佇んでいた。
盆栽師が丹念に作り上げたかのような美しい岩。
そこにウミカモメが点々と配置されていた。

NIKON D610   nikkor 14-24㎜ F/2.8
NexusD610 Inon z-240  FisheyeFIXneoPremium
事務作業を終えて、龍飛崎で潜る。
今日は東風(やませ)が強く、竜飛の裏でしか潜れない。
沖合約2、300mは対馬海流が轟音を轟かせるように流れている。
あれに捕まったら一気に太平洋まで行けそう。
だから用心深く、でもいつも通り岩礁の周りを見て回わる。
緊張するけど、それこそが楽しいところ。
すべては自分の判断次第。このドキドキ感こそ生きてる証拠。

昨日よりもたくさんのコンブの林を発見!!!
ワカメ、ツルアラメ、コンブ!
これらが混じり合うのは津軽海峡らしい光景のはず。(たぶん)

浅瀬の光景。
ホンダワラの仲間に奥はワカメ。
海藻も波に揺られて津軽海峡感が高まる?

イワアナコケギンポ
水深5mくらいの壁にて。
1mではコケギンポの仲間もいた。

津軽海峡産のキヌバリ
随分黄色いなぁ。
それにやっぱり美しい。
キヌバリとチャガラは日本の海をより詳細に知るために重要な魚。
何度だって撮らなくては。
それに何度載せても喜んでくれる人もいるし!


津軽海峡産のチャガラ
2種を並べてみると全然違う魚だけど、
ルーツは一緒なんだなと思うデザイン。
各地で出会ったチャガラ、キヌバリを撮影して見比べているけど、
季節感に統一性がないのが悩ましい。
繁殖期前後で体型や体色に変化があるだろうし。
それでもなにかは分かるだろう。


休憩~。

風景も道行くバスもなんか、津軽海峡!
バスに書いてある文字は右から読む。
今は昭和ですか?


 こんな宿に泊まってみたいな。
おばちゃんも猫も良い感じ。


 クダヤガラオスの婚姻色
さて今日の狙いはやはりクダヤガラ!
1時間追いかけたけどメスには一度も出会わず。。。
まぁそんなもの。


ヘビギンポ
背ビレが随分と立派。
こっからある程度北へ行くとTHEヘビギンポはいなくなり、
ヒメギンポのみの世界となるようだ。

 
 ウバウオ
海藻を捲ってたら出てきた。
ぶれないかわいさ!

エゾハリイカ
スジコウイカに似てるけど、胴が少し短い感じ。
基本的には南の海にすむコウイカ類。
最も北側に生息するのがエゾハリイカらしい。
なので形態的な特徴を考慮しつつ、地理的に見てこの種だろうと判断。


竜飛周辺はな~んもないので車で40分ほど走って今別へ。
コンビニ見っけ。ホームセンターに野菜もみっけた。
今日はウミカモメの代わりにさざ波を聞きながら眠る。

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予定 6月末~7月頭 グラントスカルピン 
【 屋久島水中・自然写真 高久至写真事務所 】

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