8.25.2016

北海道・知床の海 土砂崩れ 177日目

2016年8月24日
北海道・根室~羅臼
晴れ 透明5m 水温17℃?


眠すぎる。
ブログも2日遅れなので短く。
濃密すぎる1日だったので、どっちにしろ書ききれない。

夜明け(4時半)からラッコ!
岩に擬態して待つこと2時間。
2回だけ近い距離で撮影することができた。




 144キロの大移動~。
でも信号がないからあっという間に知床!
はい、知床戻ってきましたよ~。


こっちは晴天!!!
気持ちい~!!!


久しぶり過ぎる晴れ。
嬉しい過ぎる~。

コンブ漁も今年は大変だった~。
収穫量じゃ去年の1/3くらいとか。
これは雨だけのせいじゃなくて生育が悪かった。
ラウスコンブの製品になるまでの過程が凄い。
コンブのなかで最も手間がかかっている。



久しぶりのダイビング!


 ヤナギクラゲと太陽



ミズダコのタコ踊り(腕をギュルンギュルン回す)
関さんが言うには体の汚れを取っているとか。
ワモンダコでは見たことないなぁ。
喧嘩ではこんな風に踊ってた。



 ホタテの稚貝!

 関さんが示す方向を見ると、イシイルカ!
エキジットして沖を見たらいる。
なんて贅沢な所なんだ。


ダイビング後、明日潜ろうと思っている川を見て、展望台へ移動。



イシイルカがたくさん!
高性能の双眼鏡のにとはマッコウクジラやツチクジラを見ていた。
陸からこれだけ見れるっと凄い。凄すぎる!


復活した熊の湯に入る。
やっぱ熊の湯だな~。
夜に情報が入ってきた。
驚いた。羅臼で大規模な土砂崩れがあって道が寸断されてしまったらしい。
場所を聞いてゾッとした。
土砂崩れの5分か10分前にいたところだった。
道を通ってすぐにサイレンが聞こえた。
まさかこんなことになっていたとは。
連日の警報は正しかった。


しかしお目当ての川に入れなくなってしまった。
困ったなぁ。

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8.24.2016

北海道・根室の海 ラッコの悩み 176日目

2016年8月23日
北海道・根室
曇り時々晴れ 透明6-7m 水温15-19℃
朝のうちに台風9号が通過。

海は大時化。
風が物凄くて海に近づけない。遠くから短眼鏡で見る。
昼前には少し落ち着いたので昨日の場所まで来た。

嫌な予感がした。

やっぱり。
小さなオジサンが海に浮かんでる!
荒波のなか、「浮いて待て」を実践しているのだろうか。
危険な状況にも拘わらず優雅でもある。

荒波にのまれる。。。
ああぁ。。。

小さなオジサンが~。
ってよく見ると、かわいい。

そう、昨日に続きなんとラッコだった!

今日は本当に騙された。
あ~ビックリした。


アジアラッコ(またはチシマラッコ)
ラッコはイタチ科、カワウソ亜科になる。
たしかにイタチそっくり。
まぁイタチ見たことないけど(笑)

さて、このラッコがまた凄い。
アザラシやトドなどの海獣類同様に害獣として相当名を馳せている。
高級食材をたらふく食べる大食漢と言われている。
根室で人気者になったクーちゃんと呼ばれるラッコが現れた時、
その人気ぶりとは裏腹に、漁業被害が甚大だと報じられた。

「ウニ3トン全滅!被害総額は3000万円に達する可能性がある」

どこの新聞社もこぞってこんな見出しの記事を書いていた。

当時は知らなかったけど、最近になってラッコのことを色々と考えていた。
そして思う。
実にユニーク。
ラッコ1頭で3トンのウニが全滅って、、、やりすぎでしょう。
写真を見ても相当に怪しい。(ネット上にある)
ダイバーが撮影したという山積みになったウニの殻(真っ二つに割れてる)、
それにツブガイまで脇に転がっていた。
どう考えてもおかしい。
3日間(明日を入れて)可能な限りずっとラッコを観察していた。
たしかにエサは良く食べる。
ハナサキガニ、ツブガイ、バカガイの様な貝、それにコンブ。
ウニは見れなかった。
しかし、食べたものを丁寧に山積みにすることは考えられない。
水面で、ご存じのラッコ割りで殻を砕いて食べた後はポイ捨てする。
それにウニの殻を美しく真っ二つに割るとは信じがたい。
散々見てきたウニ漁とその後に出る大量の殻。あれにそっくり。
つまりは「ウニ全滅!」って記事はやりすぎでしょう。ってこと。

1万歩譲ってそれが真実だとして、
ラッコ1匹で崩れてしまうような海は、もはや正常ではない。
千島列島とカムチャッカ半島に合わせて2万7000頭のラッコがいる。
かつては毛皮目的に乱獲されて750頭まで減ってしまった。 (※参考)
そこから見事に回復したラッコ。
そんな不遇の運命をたどってきたラッコが生息数を回復させて
日本にまでやってくるようになった。
なんて素晴らしいことだろう。

それなのに日本にはラッコ一頭を許容する海が存在しない。

なんて寂しいことだろう。
ラッコに思う存分食べさせてあげれるだけ、海を豊かにしよう。
そういった発想がない限り、日本の海の未来は暗い。


根室市 歴史と自然の資料館
文字通りのところ。
定置網に入って溺死したラッコのはく製を初め、色々と展示してあった。
それも全部さわれる。
ラッコの毛皮の柔らかさには驚いた。
たしかにこの毛皮欲しいかも。。。

1㎝四方に約15万本の毛が生えている!
信じられないフサフサっぷり。
その毛に空気をため込むことで断熱と浮力を得ているようだ。


オサガメも取れることがあるみたい。

昔は砂浜にコンブを干していた。

昼過ぎから日没までず~~~っとラッコを見ていた。
後半はただ浮いているだけだった。








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8.23.2016

北海道 北方四島とらっこ 175日目


2016年8月22日
北海道・根室
雨 透明6-7m 水温15-19℃



たいへん!
荒波の中にオジサンが浮かんでる!
それも小さめのオジサン!!
台風が迫りくるこの海でなんてことだ。。。
岩礁が荒波を防いでくれているけどかなり危険な場所。


飛び込むしかないか。。。
ウェットを着る時間はないな。
2次災害になりかねない。
どうするか。。。


いや、、、まてよ。
なんか妙に余裕があるぞ。
あの小さいオジサン!


それに気が付くと2人になってるし。


しかも良くみると、ちょっとかわいいかも。


あれ、なんか食べてる?

危ないぞ~!
2人のオジサン。
じゃれ合っている。
オジサンだとすると気持ち悪いくらい絡み合っていた。







アジアラッコ
NIKON D610  Nikkor200-500㎜
良かった。おじさんじゃなくてラッコだ!
緊急事態から一転、最高の出会いに変わった。
千島列島に多く生息していると言われるラッコ。
日本には生息しておらず、千島列島から稀に流れてくる程度。
根室に行けばラッコに会えるかもしれない。
淡い期待を抱きながらやってきた。
野付では風も緩やかだったけど根室まで来ると南からの風が激しい。
海は波立ち、霧も濃い。
そんな中でラッコに出会えたことが夢のよう。
この広い海で、本当にいるのかもわからない小さな生き物に
出会えたことは奇跡の様な出来事だと思った。


濃い霧と時折降る激しい雨に悩まされながらしばらく観察していた。
明日通過するであろう台風が心配。
望遠レンズで覗いても点の様に小さくなったラッコの無事を祈った。


ラッコの分布や生態について↓ナショジより
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20141218/428916/





 一日を振り返る。
野付湾から根室までは割りと穏やかだった。
それでも海は茶色く潜れるような状況ではない。



ふらふらしている時に見つけたウニの種苗センター。


見学させてほしいと言うと案内してくれた。

 北海道では広くウニの放流を行っている。
幼生から変態して3~4ヵ月で殻長10mm程度に育つ。
これくらいの大きさになると海へ旅立つ。
海の成長は面白く、環境や食べるエサで成長速度が全く違うという話だった。
ちなみに食べているのは、この辺で取れたナガコンブ。
ラウスコンブも少しあるらしい。
北海道は移動する度にコンブの種類が変わるのが面白い。


本土最東端!
なんで日本最東端じゃないんだろうって思った。
それはここから下の話。
知床に来てすぐの頃、国後島をみてロシアが近いな~!と
口走ってしまったことが恥ずかしい。



北方領土に関する歴史や資料がたくさん展示してあった。



納沙布岬(この時いた所)からたったの3.7キロの距離に境界線がある。
カヤックで行ける距離。でもそこまで行くと拿捕される。
ここまで近いことに愕然とした。



ラッコはおそらくこの歯舞群島から流れてきている。
日本が戦争に負けるまでは日本人が住んでいたところ。



千島列島も樺太も探検し開拓した歴史がある。


たしかに歴史的にも国際的に見ても日本の領土だと思う。
戦争に負けたどさくさに紛れてとは言え、ロシアに支配され、
 今ではロシア人が住んでいる。

世界3大漁場と呼ばれる海域でもあるので誰が見ても欲しい土地。


70年以上たっても帰ってこないんだから難しい問題だ。
それに話し合いをする総理大臣がコロコロ変わるんだから
話し合いようもないと思う。


まぁ政治的なことは政治家に任せるとして、僕の思いは一つ。
多分ばれてる。


北方四島を自由に歩きたい!
海獣類たちや海の生き物たちを記録したい!
ただそれだけ。


そんな日が来ることを願う。


北方領土に関して↓
http://www.chishima.or.jp/info.htm




連日の雨で不愉快極まりなかったので、洗濯&乾燥機!
気持ちい~!


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8.22.2016

北海道・知床の海 台風11号 174日目 

2016年8月21日
北海道・羅臼~尾岱沼(おだいとう)
雨/嵐 透明6-7m 水温15-19℃
きたー!
22時くらいから一変して激しい風と雨。
またですか。
車がユラユラ。
海のユラユラほど気持ち良くはない。
知床にいてもしばらく活動できなさそうなので、一端離れよう。

羅臼川ここ最近で一番の水量。
避難勧告から避難警報へ。
そして今日はついに避難指示のメールが届いた。

海も川も茶色。

まぁそんなこともあるか。
知床しか分かってないけど、漁業も観光業も、もちろんダイビング業も
その他全体的に被害が大きい。
昆布干しなんて最初の2日間くらいしか見てない。
一体いつのことだったか。
それに比べたら気楽なもの。
ちょっと待てばよい。
今日も 「知床ダイビング企画」 さんの海辺の家を借りて優雅にパソコン作業。
鹿児島、熊本、佐賀と通ってきた海を振り返ってみたり。

作業にも飽きて来てたので、ちょっくら旅に出よう。

台風が落ち着くまで野付半島とか根室あたりで、なにかしてよう。

写真は尾岱沼の道の駅の像。
「叫び」
北方四島に向かって手を伸ばす像。
四島とその周辺の島々に自由に行き来することができるようになれば、
日本のネイチャーシーンは大きく変わるだろう。
世界三大漁場とも言われているし、海獣類の楽園の様な場所でもある。
気軽に行ける日が来るのだろうか。







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8.21.2016

北海道・知床の海 カラフトマスの様に 173日目

2016年8月20日
北海道・羅臼/ウトロ
雨 透明7-8m 水温18-19℃


北海道の旅が50日を過ぎた。
ブログのアーカイブ(右の欄)の数字を見て驚く。
一番長くいた山口県で17日だから長い。
でも日本地図を見て海辺の長さで考えると、
それくらいの割り振りになるのかな。

それにしても気象条件が悪すぎる。
台風5号、6号、7号と立て続けに見送ったのに
間髪入れずにこの天気図はなんだ!

でも空に文句を言っても仕方がない。
これもきっと必要な時間なのだと思う。
これまで怒濤のように駆け抜けてきたから、
知床での急停車ぶりに自分自身どうしてよいのかオロオロしていた。
しかしこの先焦って進んでも、天気が良くなるわけじゃない。
じっとはしてないけど、フラフラしながら時が過ぎるのを待つことにしよう。

NIKON D610   tokina10-17㎜
NexusD610 Inon z-240  FisheyeFIXneoPremium
何日ぶりだろう。川に入れた!
増水してるし、水は濁っていたけど、カラフトマスは数が倍増していた。
この魚たちも今しばらく時が必要のようだ。
もう少し川の水に適応して、一気に繁殖行動を始めるつもりだろう。
カラフトマスと一緒にしばし待とう。

久しぶりにウトロ側へ来てみた。
そしたら急に土砂降りになった。。。
電光掲示板はこの1週間、飽きもせずずっと
「Caution Heavy Rain」と表示し続けている。

羅臼側で川がギリギリ行けたので、ウトロで気になっていた川へ。
観光バスも止まるところで魚の数は多いらしい。

あ~いたいた!!
凄いな~。

って見えないし!!!
思わず一人で突っ込んだ。

じゃあ海だな。
そろそろ神の魚が来ているかもしれない。
しかし、雨は酷いし、
海は川水で茶色っぽいし、ドライもインナーも濡れてるし
まったく潜る気になれない。
でもまた明日から天気は悪化しそうだし。

潜ろう。
でもなぁ。。。
潜らなきゃ!
でもなぁ。。。

かくして旅が始まって以来の
最初にして最大の奥義を使うことになった。
 ポチ。

カーナビから情熱的な音楽が流れだす。

「情熱大陸」の音楽だ。
続いて「世界遺産」も。

あ~やる気出た!

雨最高ー!!!

 玉石にはエゾバフンウニがたくさん。

 おやっ!?

エゾメバル
 ぐは~。
なんて情熱的な魚だろう。

 
浅瀬の岩の上には地衣類の様な海藻がへばりついていた。

 
今日も出会うことはできなかった。
もう諦めて先へ進もうとも思った。
でももう少し、もう少しだけ待つことにしよう。


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