3.15.2016

天草の海 ~自分に負けた日~ 14日目


2016年3月14日 熊本県 天草下島・牛深
晴れ 水温16℃ 透明度15m  / 2m 北東の風・波2.5m

雨が上がった。
昨日はほとんど寝てなかったので、遅い朝となった。
9時頃から移動を開始。
風が強く海は時化ている。
でも入り組んだ島々よりなる天草はどこかしらで必ず潜れるらしい。
詳細な情報をたくさん教えてもらった。
イメージは膨らみとても数日では回り切れないぞと思う。

宿のサンパール館(だったかな?)のある大矢野島より
風裏の南側を走り上天草島、下天草島へと渡る。
そのころにはかなり焦っていた。
潜れそうな場所がいくつかあったけど、
どうもピンとこず4時間も走っていた。。。
今のルートで2日間くらいかかるかもとか思っていたのに。
天気が微妙なことと、風が強いことで気持ちが乗っていない。
気が付くと、2,3年前に中野さんと一緒に潜った牛深のポイントまで来ていた。
少し風波があったけど、ひとまずここで潜るしかない!
ようやくエントリーする。
と、同時にかつて味わったことのない水没感!
尋常ではない。
こんなところでドライがダメになったらこの先どうしよう。。。
確認すると、背中のチャックが10㎝も開いていた。
誰かのいたずらかと思うほど間抜けに開いていた。。。
む~ん。気持ちが焦っていたようだ。





NIKON D610  tokina10-17mm
NexusD610 Inon Z-240 FisheyeFIXneoPremium
ss1/90  f13 iso400 歪み補正 トリミング少々
 牛深地域は黒潮(対馬海流かな?)の影響を強く受けるようで、
先日の白濤(しらと)とは全く違う海。
サンゴが多く、海藻も少し、無脊椎動物もボチボチ。
写真はカワハギ。
僕の心はカワハギの後ろのトサカノリのように
燃え上がっているんだけど、随分と空回りをした。
浅場はトサカノリが多かった。



 
 アヤニシキ
こんなに大きくてきれいな形を保ったのは珍しい。
海藻もサンゴと同じように環境による生育型がある。
錦江湾で見たのはトロロのお化けのように
1mほどの長さになっていたのを思い出す。
これは潮の当たりがそれなりに良いところの形だろう。


 シコロサンゴ
なんと、笠沙程ではないもののそれを彷彿とさせるシコロサンゴ群に出会った!
エダサンゴにスリバチ系のサンゴ、被覆状のサンゴとサンゴの種類も多い。

そしてここではツバクロエイがゴロゴロいるらしい。
「ツバクロエイはどこにでもいるよ~」
と中野さんの言葉を思いだす。
しかし、痕跡はあれど、見つからない。
ここの中で中野さんを15回ほど呼んだころようやく見つかった!
後半の叫びは悪態に近かったことを密かに謝る。。。



誰だ砂地にオニギリの絵を描いたのは!



 砂を手で払うと、、、ツバクロエイ!
ようやくご対面。
あ~満足だ~。
このあと何個体かに遭遇。
いる場所にはたくさんいるのね。



ヤツデスナヒトデ
いつであっても腕の数は9本なのはなぜ。。。
これも砂地から出て来て頂いた。

1本軽く潜っただけでもう日が暮れかけている。
すぐに移動をして、近くの牛深海中公園に移動。
ここは天草の中で僕が白濤と同じく絶対に潜ろうと思っていたところ。



   
エントリー口の光景。
すでに楽しい。
牛深の東側には長島海峡を隔てて長島がある。
数日まで僕がいた場所だ。
水中の中はやはり長島に似ているけれど、また一味違う。


 ヘライワヅタ
おお~!これは初めて見たかも!?
この旅では海藻は最も重要な要素。
海の変遷を語るのに最も適していると思う。
下の方はほんとに凄い!!!
でも明日ガツンと潜るので今日は出し渋る(笑)
凄い光景が広がってるんだな~。


今日は色々と考えた。
信頼できるダイバーがいる地域では素直におすすめのポイントを潜ろう。
最初に移動から始まると焦るらしい。
朝一に潜っておけば気分が全く違うので、
次の日に潜る場所をできる限り決めておこう。

昨日は疲れと長崎の焼酎に酔いしれて9時前に潰れた。。。
一日遅れの更新。

ではでは。

3.13.2016

「わたしがダムを壊しました!」熊本番外編 13日目

熊本県 球磨川(くまがわ) 
曇りのち雨 水温8℃ 透明度3m

つる詳子さん
今日はとんでもないおばあちゃんと会った。
この旅では海を巡るのと同時に、各地の人物と会うことも目的の一つ。
本や映像などで得る知識と、実際に本人に会って感じるものでは同じ内容でも
全く違った影響を受けるものだと思う。
今日は旅で初めての海なし日。

今日は球磨川の下流から上流までを見て回る。
つるさんが要所要所でダムの影響による川の生き物への影響を教えてくれた。
そしてある場所の前で僕はいう。
「ここにあったダムって、、、」
つるさんは僕の言葉をさえぎってニコニコと言い放った。
「私がダムを壊しました!」

うわっかっこいい。
この方は20年の活動で日本で初めてダムを撤去まで導いた人。
海と違って、川は狭い。
堰き止められると上流と下流で生き物たちの行き来はなくなり、
多様性は著しく減ってしまう。
堰き止められた川は美しさと活力を失い、
夏にはアオコが発生して悪臭を放っていたという。
球磨川のダム撤去に関する記事2つ

記事にも書いてあるけど、これからは自然を元に戻すための公共事業を
広めていく必要があると思う
ダムができる60年以上前には一級河川である大きな球磨川の下流域でさえも
蛍が飛び交っていたという。地元の人々は様々な形で川を利用し、川と共に生きていた。
そんなような話を詳細に話してくれた。
必要があったから作られたダムのはずだけど、
年月とともに利益よりも損失の方が大きくなっていった。
昔は熊本県の30%の発電を賄っていたけれど、撤去前では0.7%くらいだったという。
魚は60種いたものが、現在では20種。
ダムが川の生態系に与える影響は果てしなく大きい。
実際にダムのあった場所、川の下流、中流、上流と見て回りながら話を聞くことで
生き物たちの脆さを間近に感じることができた。
海はあまりにも広く多様で、とても川まで手を付けることはできない。
それでも今日ここに来たのは、つるさんのエネルギーを間近で感じることと、
海の自然を考えるうえで大切なことだと思ったからだれき。


撤去されたダムの跡。

川の中流域では水生昆虫の調査を見させてもらった。
それと少しだけ潜ってみた。

ニゴイ

顔のとがったボラのような魚だった。
はじめての出会いにちょっと興奮!
コイらしきものもいたけど、野生のはこんなにワイルドなのかと驚く。


川の上流は屋久島にそっくりの清流!
もともと球磨川は一級河川において日本一のきれいさだと言われている。
ダムができる前はそれはそれは綺麗だったとか。
一つのダムは撤去できたけど、まだ上流には大きなダムがある。
一つでもあればその影響は計り知れない。
しかしつるさんの一歩はこれからの環境問題を考えるうえで
非常に意味のある歴史的な一歩だと思った。
僕のおやじはダムを作る側の人間で、環境保護団体と戦っていたというのは因果な話。
幼少期だったけど、その苦労もなんとなくわかった。
人間が快適に暮らすために必要ならば仕方がないことでもあったのだろう。
しかしこれからの時代は違う。
この便利すぎる世の中で必要なのは、
多少の不便さを受け入れる心ではないだろうか。
自然の豊かさが保たれていてこそ、人も豊かになれるのではないだろうか。
少なくとも、僕は日本の海の綺麗さや豊かさを広く知ってもらいたいと思っている。
それこそが、海を守っていくために最も大切なことだとも思っている。


72歳にして、エネルギーがあふれ出すつるさん。
僕や中野さんよりも常に元気だった。
海には潜れなかったけど、海への思いが一層強くなった一日だった。

つるさんとしょうかくさん
果物はなんだっけ。。。
サンパールじゃなくてサボンじゃなくて。。。
まぁこの辺の特産の一つってことで頂いた。

さて明日からは天草を全力でめぐろう!
今日は道の駅のフリーwifiを使用。
要所要所で使えるんだ。便利な世の中だ。

ではでは。

3.12.2016

天草の海よかと~。 12日目

熊本県 天草
晴れ 水温12℃ 透明度5m 北東の風
5時半に起きて移動を開始。
この時間なら熊本市内もすいているだろう。
天草近くまで来ると朝日が昇りだした。
道路沿いには広大な干潟が広がっている。
潮の引いた海には緑の道が一本あった。
芝生のようだけどこれは青さの道、。
クロックスでは滑って危なかった。
天草まで来たんだな~と実感。



そして 「熊本ダイビングサービス よかよか」 の中野さんと合流!
鹿児島、熊本の旅の間、中野さんは色んな情報を僕に詳細に送ってくれていた。
それにどれだけ助けられていたか。
到着すると天草でのおすすめポイントや注意点ををしえてくれて、
2つの漁協に出す書類まで用意してくれていた!
なんとありがたいことだろうか。。。
何よりもうれしい気遣いだ。
中野さんありがとうございます!!!




中野さんのゲストの方が写真集を買ってくれた!
1冊目のお買い上げありがとうございます!!!
記念にパシャリ。
屋久島は海も良いんですよ~!



伸びるアメフラシ。

今日は白濤で2本。
久しぶりにマクロでじっくり撮った!
旅のスタイル上どうしてもワイドばかりになってしまうけど、
信頼できる人がいる海では腰を据えてじっくりと撮影に没頭できるというもの。


マボヤ
水俣でも見かけたけど数も大きさも天草の方が上回った。
北上に合わせて海の様子も少しずつ変わっていくのが面白い。



NIKON D610  tamron 90mm F/2.8
NexusD610 Inon Z-240 FisheyeFIXneoPremium
ss1/30  f16 iso560
ベニツケギンポ
今日一番のかわいいやつ!
やっぱマクロは楽しいなぁ。
20分くらい粘ってようやく良い表情が撮れた!



イトギンポの仲間(コモンイトギンポではないらしい)
こちらもかわいくて張り付いてしまった。



コモンフグの幼魚かな。
幼魚ってこんなかわいいのか!

天草には一週間ほど滞在する予定。
色々と楽しみすぎる!!






水俣の海・アンズイソギンチャク 11日目

熊本県 水俣(湯の児島)
晴れ時々曇り 水温12℃ 透明度10m

夜中になったからか、急にfiwiの動きが良くなる。
昨日の夜に水俣入りして今日は朝一で潜った。
色々あって考え事をしながら潜ったけど、ここはじっくり潜るほどに
楽しさが込み上げてくるであろう場所だと思った。

NIKON D610  tokina10-17mm
NexusD610 Inon Z-240 FisheyeFIXneoPremium
ss1/30  f16 iso560
ムラサキハナギンチャク
朝日を浴びながら妖艶な触手を揺らしていた。
砂の質感が良い感じで生物がいろいろと隠れていそう。
じっくりとマクロで潜ったら違った楽しさがあるだろう。



アンズイソギンチャク
1本しか潜ってないので水俣の海をとても語れないけど
このアンズイソギンチャクは一つの特色だと思う。
浅瀬のいたるところにポツポツと付いていて、そればかりが目に入る。
触手が50本あることとその他の特徴からこの種であっていると思う。
すくなくとも図鑑に載っている種とは同じだろう。
この種の情報が少ないので結構貴重かもしれない。
こればかり撮ってしまったけど、撮っておいてよかった。



ウミトラノオとヒジキ
これまたビックリ!
昨日は長島の浅瀬でウミトラノオを少し見たけど、一種のみでまばらに生えていた。
それが水俣ではヒジキと均等に混じりながら生えていた。
水深2,3mのこの光景もなかなかにみ水俣らしいのではないだろうか。
もしかしたら熊本では他でもこうなっているのだろうか。
まぁ見て回ればわかることか。



ヒガンフグ
海藻に隠れて休んでいるところをそっと近づいて撮影。
うっかり逃げ遅れて、オロオロしていた。
ばれていないつもりだったのだろうか。。。


さて、ここからは少し長い。
今回の旅では日本の海を分かりやい形で紹介することと、
日本の海と人とのかかわりや現状も伝えたいと思っている。
写真家としての一歩となる旅ではあるけど、写真は出し惜しまず(95%)
純粋に日本の海の素晴らしさを紹介したいとも思っている。
今日あったことは、想像していたことの一つ。
善悪抜きに、あったことを書く。
決して誰かを批判する内容ではない。
ここは大事。
自分の愛するフィールドを大事に思ってのことだと理解できる。
そもそも旅人とは無責任という言葉が常に付きまとうもの。
地元の方々には極力迷惑をかけないようには心がけているつもり。
あるダイビングのお店に水俣で潜りたいとの。
伝えると不在につき案内できないと言われた。
もともと一人で潜るつもりだったので、それを伝えると
水俣の海は勝手に潜ることはできないと言われた。
漁師との関係を築いている最中であり、また密漁者に間違われて
漁師さんが迷惑するとのことだった。
ではスノーケルします、と伝えるとそれもダメだと言われた。
案内人がいない限り許されないと。
困った。。。
問題は水俣市漁協が過敏なことだろうか。
そこで漁協に電話をすると、とても緩い対応だった。
なんでこの人はそんな電話をしてくるのだろう、というような感じ。
潜水の許可は必要ないので潜ってよいですよとのこと。
海上保安庁にも一応電話を入れようかとも思っていたけど、
漁協がOKしてくれているのだから大丈夫だろう。
何より潜る場所が海水浴場だし。
しかし潜った後にもお店の人にはダメだよと言われた。
水俣の海は結局一本だけ潜って北上を開始。
道すがら考える。
この旅に出るにあたって、当然ながら調べたのは勝手に潜ってよいのかということ。
良いに決まっているだろうとは思ったけど、根拠が必要。
海岸法という法律がありすべての国民は自由に海を利用できる権利がある。
漁業権の及ぶ範囲では漁の妨げになるようなことをしてはいけない。
しかし妨げにならなければ漁業権の範囲内でも自由に利用する権利がある。
だから当然ダイビングをする権利は自分にはある。
問題はでも法律ではない、人の感情だろう。
屋久島でもよそから来た人間が勝手に潜っていたら、なんだこいつと思う。
でもそう思うだけで、別に潜るのは自由だ。
そこできちんと挨拶があれば何の問題も起きない。

漁師もダイバーも海辺の住民も、海を大切に思い接することができれば
それで良いのではないだろうか。
漁師ではなく、ダイバーの人に注意されるとは思わず少し驚いた。
まあ海の広さが些細な出来事をすぐに流し去ってくれることだろう。


ダイビング業者にとってはこんな風にふらっと来て一人で潜っていかれたら嫌だろう。
どこへ行ってもそれなりに嫌われるのかもしれない。
それでも倫理や道徳に反することがなければ、自分の信念に従って行動するのみ。
得体のしれない束縛に絡めとられて、動けなくなるのなら、
こんな旅はそもそも始めていない。
旅を始めるにあたっていくつもの覚悟をしてきた。
止まってる暇はない前に進もう。








海から上がるとさ寒そうに見えたのか地元のおばちゃんが温泉浴びてきな~と。
ドライスーツを洗うだけのつもりがしっかり温泉に入ってしまった。
3日ぶりの湯だったので極楽。
なにより人の温かさが嬉しかった。
温泉は垂れ流しのままおばちゃんは消えてしまい見つからない。
ポストカードにお礼を書いてこの海を後にした。


温泉船と湯の児島


今日の宿泊所。
武蔵塚。
宮本武蔵がここに眠っているという。
五輪の書が写し出されていたけど、なんて奥が深いんだろう。
今度は夜中までずっと海と自分について考えてしまった。



熊本市に来たのはこの人に会うため!
くまモンのように癒されるおじいさま。
おいしいご飯を頂いてしまった。
ありがたや、ありがたや。

ではでは。
もう少ししたら天草へ向かおう。



3.11.2016

長島の海・ありがとう鹿児島! 10日目


3月10日 鹿児島県 長島
曇り 水温14℃ 透明度15m 北風・2.5m

トラブルが続き日記の更新もままならない。
モバイルwifiが圏外表示続きでおかしいかった。
サポートセンターでシムカードの抜き差しをしてくれとの指示で直った。
ようやく直ったと思ったら今度は遅い。
そしたらなんと容量オーバーで制限がかかったみたい。
そんな馬鹿な、意外と容量がすぐになくなることに気が付いて
計算してかなり節約しながらの使用だったのに。。。
7GBが10日でなくなったのか。
この先20日間どうしよう。ってかなぜだ。
昨日まで2GBくらいしか使ってなかったはず。
う~ん。
ひとまず激遅い回線なら使えるので縮小画像で何とか更新しよう。
できるのか不安。
なんだかこんなんばっか。

気を取り直して長島!
興奮の海だった。

NIKON D610  tokina10-17mm
NexusD610 Inon Z-240 FisheyeFIXneoPremium
ss1/60  f11 iso400
ここのホンダワラは長い!!!
なんと8mはあった!!!
水深からざっくり計算。
激流箇所の多い長島なので潮を計算して海に入るも
合計6時間ほど入っていたのであんまり、潮を計算した意味はなかった。
写真は流れが強まった瞬間。
ホンダワラが脇の方からパタパタ倒れていく。。。


メバル、カサゴ、タツノオトシゴ、チャガラ、ウミタナゴ、コモンイトギンポ(?)
ダイナンギンポ、アオサハギなどなど。
錦江湾や坊津あたりで見なかった魚も多い。
そして流れのあるお陰か海藻にソフトコーラルにその他、無脊椎動物が豊か!
14℃でも時を忘れて撮影に没頭してしまうわけだ。


ヒトモシクラゲ


キチヌの群れ
小柄で腹鰭と尻鰭の黄色くしたクロダイってところ。
初めてで興奮したけど流れのある方にいて全然撮れず。
悔しい~。ヘダイっぽいのもいた。



アメフラシと色とりどりの海藻
水深2mのこんなところだけでも十分楽しい。
大半をこんな場所で過ごす。


島の入り口の黒之瀬戸大橋の脇ではこんなにサンゴがあった!
ここはまたカメラだけつけて撮影。
イソギンチャクもたくさんあった。
もう少し時間を作って潜ればよかったと少し後悔。
60年ここの海を見てきた地元のおじさんは若いから大丈夫だ~と言っていた。
昔はみんなここで泳いでいたとか。
昔はサンゴも海藻もたくさんあったらしい。(これ昨日書いたっけ?)
昨日の記事を見ることができないほど回線に追い込まれている。




たくさん撮った写真を200枚くらいまで減らしてある程度を現像。
それで夜中までかかってしまった。
ふ~。
さてアップできるかな!?










3.09.2016

薩摩の瀬戸 9日目


鹿児島県 阿久根市 長島
雨のち曇り 水温?℃ 透明度?m 北・波3m

一気に北上!
稲垣さんと別れた後に亀ヶ丘へ夜景を撮影しに行こうと思ったけど
天気が悪くなってきたのでやめた。
吹上浜近くの道の駅に泊まる。
夜中からは雨。
朝になっても雨。
激しくなる。
午前中はテンションだだ下がり。
串木野にも潜れるところがありそうだったけど
悲壮的な天気と、この時の僕のテンションではとても無理。
何よりも時化ている。(少し)
すべての場所で最高の瞬間に出会うことなんてできない。
要は呼ばれているか、いないかだろう。
今日は諦めて移動日&作業日かな?
阿久根市に入って美しい砂浜の脇本海水浴場で昼ご飯。
天気が良ければなぁ。
気温もグッと下がった。


阿久根市と黒之瀬戸大橋で繋がれている長島へ来ると晴れ間も見え出した!
この時から俄然やる気が出てきた!
何より、この海峡凄い!!!
「一に玄海、二に鳴門、三に薩摩の黒之瀬戸」
と言われる日本三大急潮だそうな。
全く知らなかった。
しかもタイミングよく大潮。
風の強さも相まって、とんでもないことになっていた。
以前見た鳴門海峡よりも迫力あるんですけど。。。



 橋の上では本気で体ごと吹き飛ばされそうで怖かった。
流れは春と秋の大潮で8ノット(14.4キロ)の流れになるらしい。
イアンソープの全力が2ノットと聞いたことがあるからとんでもない数値だろう。
濁流の川と同じくらい。







流れの凄さをもっと体感したいと海辺まで降りてみると
防波堤からサンゴが見えた!!
しかも結構良さそう。
そこで秘密兵器(タケルさん)を取り出して、撮影。
事情によりかなり圧縮した20秒ほどの動画です。
近くにいたおじさんの話では20年くらい前は、
この場所も海藻で鬱蒼としていて、サンゴも凄かったらしい。
一時期なくなったサンゴもここ最近復活してきていると話していた。






 上り浜 汐見の段々畑より
長島いいところだなぁ。
島の南側は海の景色が素晴らしい!



針尾公園より
ノリの養殖とブリ(かな?)の養殖が盛ん。
こういった光景に憧れがあった。
来るとべきところに来たなぁ。




 また島と島の間では各所で激流!
海をのぞいてみると、流れが最も早いあたりにのみウミトサカが生えていた。
環境の違いによる植生違いが分かりやすい。
今日は長島の各所の海をひたすら見て回った。
潜れそうな場所、楽しそうな場所、どこが良いか。
結局その選定だけで一日が終わってしまった。
車載のサブバッテリーが走行充電のみで初めて満タンになった。
それだけ今日はよく走った。






NIKON D610  tokina10-17mm
NexusD610 (Inon Z-240 FisheyeFIXneoPremium)
ss1/60 f8 iso560

8ノットとはいかなくてもそれに近い流れがあったので
海には飛び込めなかった。
だからカメラのみ水につけて撮影。
おお~なんか凄いぞ!!!!!
これは明日の計画を入念に練らなくては。





【 屋久島水中・自然写真 高久至写真事務所 】

南薩摩の海・赤水(あかみず)8日目




鹿児島県 南さつま市 赤水・大当(おおとう)
晴れ 水温19℃ 透明度15m

今日も良い朝!
6時起床。
日本の旅の大先輩である伊能忠敬に日本の絶景と言わせしめた開聞岳。
朝日と絡めて撮影しよう思ったけど霞がかって見えない。
でも良い朝なのでひとまず公園でクマコーヒーを淹れる。
そんで嬉しき時の逆立ち。(謎)

朝の贅沢な時間


海が空になった。

9時半に稲垣さんと合流。
「ダイビングステーション海来館(みらいかん)」 
笠沙で唯一のダイビングサービス!
全然知らずに申し訳なかったけど、南さつまの海、めちゃくちゃ面白い!
一本目の赤水(あかみず)は案内してもらわなければここまで楽しめなかっただろう。
一人では絶対に行かなかったであろう場所まで連れて行ってもらった。


アオウミガメ
ここに居ついているみたい。
エントリー直後は透明度悪いな~と思ったけど、すぐに青くなった!
これは、、、黒潮だー!!!
水の感じが屋久島そっくり。
潮の味も似ていた。
水面にはツノクラガがたくさん。
オキクラゲも1匹見たし、ニチリンクラゲも多数。


ウツボ
「赤水は屋久島の栗生と吉田を足して2で割ってスケールを小さくした感じ」
と稲垣さんは言う。
確かに雰囲気は栗生に似ている。
スケールは全然小さくない。謙遜しすぎである。
屋久島っぽさを感じながらもウツボにトラウツボと違いを感じる。


クマドリカエルアンコウ
久しぶりに見た。
青いカイメンに包まれて幸せそう。
撮影ほどほどに見入ってしまった。
これは自分じゃあ見つけられない。


ベラギンポ
奥にはホシテンス
この光景も栗生そっくり!
これがベラギンポに属1種であれば屋久島!
自分で見ても屋久島に似てる写真だと思う。


キンギョハナダイやケラマハナダイが群れる大きな根があり、
ここでもう満足だな~と思っていたらクレバスや穴があるので行きましょうと。
地形か~。。。
なんて一瞬思ったけど、魚がすごい!!!
キンメモドキとクロホシイシモチがどわ~っと流れるクレバス。
壁にはウミトサカ。
隅っこにはハナミノカサゴ。
ここだけで1ダイブいける。
残念ながらあのスケール感を表現できず。




NIKON D610  tokina10-17mm
NexusD610 Inon Z-240 FisheyeFIXneoPremium
ss1/6  f13 iso400
こんなハタンポの群れ見たことない!
天井には黄色と赤のヤギがびっしり。
これも屋久島っぽい。
しかしこのハタンポの数は凄い!




昨日たどり着けなかった亀ヶ丘に連れてきてもらった。
景だ~!
こんなところで食べる昼飯は文句なしにうまい。




2本目は笠沙に戻って昨日と同じく大当で潜る。
今日はエダサンゴの群生を見せてもらった。
夕陽が美しくこれまた極上。


お店でシャワーを借りたけど、なんとお湯!
なんとって、しつれいな話だけど、、、ダイビング後にお湯を浴びれることが
こんなに幸せだったなんて。


稲垣さん今日は最高の一日をありがとうございました!!


日没前に北上を開始。


吹上浜近くの道の駅より