12.01.2016

広島県・瀬戸内海 カブトガニを求めて 276日目


2016年12月1日
広島県・因島-呉・倉橋島
 曇り 透明度5m  水温19℃
今日から12月!早いもんですなぁ。
因島(いんのしま)を出て、広島本土へ。
曇っていたけど、晴れてきた!



道の駅で発見!
カブトガニ!!!
「この辺で見られます」
ええ~!!!



スナメリまで!
「ドングリと呼ぶ」
えっ、ドングリ?


カブトガニがいるであろう浜まで到達!
浜辺を見て聞き込み調査。
地元の5人の方々に聞いた結果、、、いない?

最後に聞いた71歳のおじいちゃんがストーリーテラーで
話に聞き入ってしまった。
おじいちゃんが幼かった頃、50年以上前、60年くらい前かな。

潮が引いた時にはカブトガニがたくさんいた。
砂の穴にはシャコがいて、手づかみでそれを良く捕まえた。
竹を折って即席で作った竿でアイナメがたくさん釣れた。
川に行けばウナギの子供がたくさん遡上してきていた。
それをミルクの空き缶で掬って鶏のエサにしていた。
とにかく海が豊かだった!

高度経済成長期に入り海はゴミだらけになり、
赤潮が発生していた。

関空を作る際に大量の砂をこの辺りから採掘していった。
それによって海は激変した。大きな穴が開いて、水は腐り、
イカナゴは獲れなくなった。
イカナゴを食べていたスナメリは見られなくなった。

ネットで調べてみるとウィキペディアがヒット。
「漁獲」という項目に注目。
青森県の陸奥湾では1万トン獲れていたのが
1トンまで減ったとも書かれている。

おじいちゃんは語る。

「今の海は死んでいる。綺麗な水が海を満たしているだけ。」

う~ん。。。
どこへ行っても聞く昔話だけど、いつでも笑えない。

カブトガニがいる浜だとなって、人口の砂を入れたらしい。
守るために?
それが写真のところ。
違うんだけどなぁ。そういうことじゃない。。。


音戸の瀬戸
海岸近くをず~っと移動して、呉(くれ)へ。


 日本一短い渡し舟。
そんで日本一安い!
70円!
油性ペンで100円に訂正されてる(笑)
時間にして2、3分。


 音戸の瀬戸
平清盛が開削した瀬戸。
もともとは陸地だった場所を航路として開けたらしい。
凄いことするもんだ。
約850年も前の話。


 牡蠣の稚貝を育成中。
広島ではカキの養殖には竹をつかうみたい。



 海辺をグルグル回って倉橋島からさらに先っちょの鹿島まで来た。



美しい海辺。
橋の下は激流の瀬戸。


瀬戸内の潮は良く引く。
3,4m引くのが普通。
日本海の10倍。



潜る場所を探していたら、疲れた。
横になったらもう夜だった、、、。


 今日はキャベツ1玉!
じゃがいもと玉ねぎ、あとリシリコンブ。
あとは蒸し煮にするだけ~。
そうだこれに豆腐を追加。


う~ん染みるぜよ。ん?
染みるじゃんね?
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