9.07.2016

北海道・えりも岬 サケの産卵 190日目

2016年9月6日
北海道・襟裳(えりも)
曇り時々小雨
今日は朝から丸一日川遊び。
こんだけず~~~~~っと川にいてようやく、
一度だけ産卵を見ることができた。 

川を巡り歩き産卵に適して言う場所を探し回る。
昨日も見ていた場所で、サケの様子が少し変わっていることに気が付いた。
すべてが単独で等間隔に並んでいたサケたちの距離が
少し近づいている。
ペアらしき影もいくつか見られた。
しばらく観察していると産卵床を掘り始めた!
これは期待できるぞ。

北海道に来てから川のお師匠様ができた。
北海道のどこにいても川の見どころを逐一教えてくれる。
結局全然川には行けてないけど、その情報の細かさや
天候や雨量によって魚たちの状況を見極める判断には学ぶことだらけ。
海とはまた違った世界でありながらも生き物たちの環境への
反応はいずれも繊細で人が思っている以上に良く見てる。
「昨日も低気圧が来てるからスイッチが入るかもね~」
と言われた。
それが見事にスイッチが押されていた。


更に昨日は長明さんにもサケの生態をたくさん教えてもらい、
頭の中はサケの産卵でいっぱい。


自分一人ではサケ一匹撮って満足して帰っていたはず。
濁流から始まり、サケに出会い、群れを見つけ、
さらに大きな群れに出会い、そして産卵まで。
季節的に産卵は無理だと思っていただけに嬉しい。


たくさんの情報、本当にありがとうございました!


サケのペア
昨日までシロザケと呼んでいたけどこれは通称で和名はサケになるらしい。
逆だと思ってた(笑)

写真はオスによる求愛。
メスに鼻先を当ててブルブルと小刻みに震える。

オスの喧嘩。
手前の細いのがメスで奥の2匹がオス。


 産卵床を作るメス。
尾ビレを何度も何度も川底に叩きつける。
陸から見てもわかるような大きな窪みができると産卵も近い。
そしてやがて産卵。


ここまで観察から4時間。
途中違うのかな~とか疑心暗鬼になりながらも観察していてよかった。


肝心の産卵の瞬間はノーファインダーで撮ったので構図が今一つ。
でも思い出深く、サラリと見せたくないので写真は今日のところはなしで。


産卵が見れて感動~!
なんて思っている暇もない。
生命の卵が産み落とされた瞬快に、自然界の厳しさをまざまざと見せつけられた。
産卵床が完成する少し前からカジカが続々と集結してきていた。
おそらく4,50匹はいただろう。
産卵の瞬間にカジカが乱舞した!
あ~あ、、、。


アメマスはワンテンポ遅れてきた。
やっぱり卵をパクパク。
もう卵ないんじゃないかな~ってくらい壮絶に食べられていた。
恐らく産卵の極々初期だから捕食者が一極集中したのだろう。


その後も4時間ほど川をウロウロしていたけど、
産卵は見られず。
川辺で過ごす一日も格別だったなぁ。 


えりも岬に行くと雲が抜け始めて夕陽が僅かに見えた。
写真は突然現れたウッチーが撮ってくれた。

今日の晩御飯。
中々ヘルシーでないかい?
白菜に豚肉に羅臼昆布&利尻昆布!
完璧だ~。
たまにはトマト以外の野菜も取らないと(笑)

あれ?今日もアイツ来ないの?
来たら嫌だけど~ちょっとツマンナイな~。


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