2016年6月28日
青森県・願掛岩
晴れ 透明度15m 水温16.9℃
小鳥のさえずりで起床。
3時50分。世界はすでに明るい。
本州最北端の大間に到着。
断崖絶景の景勝地を通り、潜り、トラブルに遭い、温泉で癒される。
相変わらず忙しい一日だ。
夜明け前。
コーヒーを淹れて、ブログ更新や画像整理をしていると、
五十嵐さんが陸奥湾の貝図鑑を持ってきてくれた。
ありがとうございます!
すっかり日が昇ったころに出発。
うぎゃ。
景勝地の仏ヶ浦の駐車場にて。
ここから海までが結構な山道。
さすがにスノーケルでもここは嫌だ。
海は澄んでいて美しい。
ヒジキがあった!
日本海を北上しはじめてから全然見なかったことに今気が付いた。
これは太平洋側の海の影響を受けている証拠だろう。
ヒジキ、ワカメの下は礒焼けかな。
ウニだけがたくさんいた。
タイドプールではTG4が活躍!
水深20㎝のタイドプールにいるヤドカリが撮れる!
「神のわざ鬼の手づくり仏宇陀(仏ヶ浦)人の世ならぬ処なりけり」
紀行家・大町桂月より
展望所からの眺め
一仕事を終えて噂のイタルアンレストランへ。
ここは不安定さとエキセントリックさが売り。
今日はわりかし普通。
小さな漁港ではおばぁちゃんたちがテングサ干し
10年くらい前はマコンブがたくさん採れていたらしい。
この辺り一面コンブが干してあって、隣の浜まで干しに行ってたとか。
この5,6年はホソメコンブ(推定)を少し採っているくらいで、
マコンブは極僅かのようだ。
ワカメも昔の方が多かったとも。
今までワカメやアラメのこういった話を聞いていたけど、
コンブでも同じようなことが起こっていた。
旅の先輩・菅江真澄
今から200年以上も前にこの辺りを旅していた。
今でさえなんて険しいところだろうと思うのに、さぞ大変だったことだろう。
仏ヶ浦では地球の歴史を感じる光景を見て、ここでは先人の話を聞く。
悠久の時を感じて、気分よく海へ向かう。
が。。。
今日の潜水地。
海に入って、腰まで浸かり、フィンを履こうとしたその時、
後ろから呼び止められた。。。
嫌な予感でしかない。
これも日本の海の未来のためにと思い、あったことを簡単に。
通りすがりの役場のおじさんだった。
以降Y氏と呼ぶ。
いつもの流れで漁協の許可は取ったのか?とか
ここは漁業権が設定されているから潜れないとか、ああだこうだ言われる。
僕は慇懃にできるだけ穏便にと思い事情を話した。
しかし、お互い全く理解し合えない。
Y氏は漁業に電話をして確認をとる。
そして一言「ここは潜れない」
漁業権が、、、アワビの放流を、、、。
次は僕が電話に出て潜らせてくださいとお願いする。
まずは漁協に来いとのこと。
きっと普通なら(なにが普通かは置いといて)ここで漁協へ行くはず。
しかし僕は行かない。
い「すいませんが、潜らせていただきますね」
Y氏「警察呼ぶぞ!」
い「是非呼んでください」
い「海上保安庁には連絡してありますが一緒に呼んでください」
Y氏「・・・なんで許可をとらないんだ?」
「大人だろ!」
今まで同じことを繰り返してきたこと、時間がないこと、
法律のこと、漁業権のこと、色々と話す。
Y氏「密猟者の格好をしているからダメだ!」
これが最も不可解な言葉。
プロフェッショナルでいけている格好と呼んでほしいのに。。。
後半の方になるとY氏は唾を飛ばしながら怒っていた。。。
すいません、、、。
い「僕には志があって、、、」
い「警察呼んどいてください、、、」
それで潜りに行こうとしたら、特別に許可が下りた。
ありがとうございます。
っていうか、許可をもらわなくてはならない理由はないんだけど。
ここはとにかく美しい浜辺で釣り人も、漁師も、網も何にもない。
菅江真澄が眺めたであろう景色が変わらずにある。
空も海も青く、海はただ優しく揺れ動くのみ。
鏡の様な水面からは海藻が時折顔をのぞかせる。
こんな海を目の前に海に入ってはダメだとか言うから
自然と人との距離がどんどん離れていくんじゃないのだろか。
もっとこの海という大自然を時期を問わず、
年齢問わず楽しめないものだろうか。
マコンブが少し、右や奥はホソメコンブかな?はたくさん。
これが水深1mの波打ち際の光景。
ムツサンゴの群落とマボヤ
陸奥湾の本家ムツサンゴ!と言いたいところだけど、
陸奥湾からちょっと外に出てしまった。
今までで一番の美しいムツサンゴ畑だった。
波打ち際のヒジキ
魚はあんまり見てないけど、キヌバリ(日本海型)、
アイナメ、クダヤガラ幼魚など。
あまりの楽園にすっかり忘れていた。
海から上がるとY氏は本当に監視していた。
去り際のY氏の二言。
「今回はこれでいい。」
「北海道はもっと厳しいからな!」
なんかドラクエっぽい。
中間のボスを倒したあとに、言う捨て台詞のような。。。
ほんと好きですよね~。
佐渡の山田氏の言葉が聞こえる↓
こんなに自撮りをする人間ではなかったんだけど。。。
小鳥のさえずりで起床。
3時50分。世界はすでに明るい。
本州最北端の大間に到着。
断崖絶景の景勝地を通り、潜り、トラブルに遭い、温泉で癒される。
相変わらず忙しい一日だ。
夜明け前。
コーヒーを淹れて、ブログ更新や画像整理をしていると、
五十嵐さんが陸奥湾の貝図鑑を持ってきてくれた。
ありがとうございます!
すっかり日が昇ったころに出発。
うぎゃ。
景勝地の仏ヶ浦の駐車場にて。
ここから海までが結構な山道。
さすがにスノーケルでもここは嫌だ。
海は澄んでいて美しい。
ヒジキがあった!
日本海を北上しはじめてから全然見なかったことに今気が付いた。
これは太平洋側の海の影響を受けている証拠だろう。
ヒジキ、ワカメの下は礒焼けかな。
ウニだけがたくさんいた。
タイドプールではTG4が活躍!
水深20㎝のタイドプールにいるヤドカリが撮れる!
「神のわざ鬼の手づくり仏宇陀(仏ヶ浦)人の世ならぬ処なりけり」
紀行家・大町桂月より
展望所からの眺め
一仕事を終えて噂のイタルアンレストランへ。
ここは不安定さとエキセントリックさが売り。
今日はわりかし普通。
小さな漁港ではおばぁちゃんたちがテングサ干し
10年くらい前はマコンブがたくさん採れていたらしい。
この辺り一面コンブが干してあって、隣の浜まで干しに行ってたとか。
この5,6年はホソメコンブ(推定)を少し採っているくらいで、
マコンブは極僅かのようだ。
ワカメも昔の方が多かったとも。
今までワカメやアラメのこういった話を聞いていたけど、
コンブでも同じようなことが起こっていた。
旅の先輩・菅江真澄
今から200年以上も前にこの辺りを旅していた。
今でさえなんて険しいところだろうと思うのに、さぞ大変だったことだろう。
仏ヶ浦では地球の歴史を感じる光景を見て、ここでは先人の話を聞く。
悠久の時を感じて、気分よく海へ向かう。
が。。。
今日の潜水地。
海に入って、腰まで浸かり、フィンを履こうとしたその時、
後ろから呼び止められた。。。
嫌な予感でしかない。
これも日本の海の未来のためにと思い、あったことを簡単に。
通りすがりの役場のおじさんだった。
以降Y氏と呼ぶ。
いつもの流れで漁協の許可は取ったのか?とか
ここは漁業権が設定されているから潜れないとか、ああだこうだ言われる。
僕は慇懃にできるだけ穏便にと思い事情を話した。
しかし、お互い全く理解し合えない。
Y氏は漁業に電話をして確認をとる。
そして一言「ここは潜れない」
漁業権が、、、アワビの放流を、、、。
次は僕が電話に出て潜らせてくださいとお願いする。
まずは漁協に来いとのこと。
きっと普通なら(なにが普通かは置いといて)ここで漁協へ行くはず。
しかし僕は行かない。
い「すいませんが、潜らせていただきますね」
Y氏「警察呼ぶぞ!」
い「是非呼んでください」
い「海上保安庁には連絡してありますが一緒に呼んでください」
Y氏「・・・なんで許可をとらないんだ?」
「大人だろ!」
今まで同じことを繰り返してきたこと、時間がないこと、
法律のこと、漁業権のこと、色々と話す。
Y氏「密猟者の格好をしているからダメだ!」
これが最も不可解な言葉。
プロフェッショナルでいけている格好と呼んでほしいのに。。。
後半の方になるとY氏は唾を飛ばしながら怒っていた。。。
すいません、、、。
い「僕には志があって、、、」
い「警察呼んどいてください、、、」
それで潜りに行こうとしたら、特別に許可が下りた。
ありがとうございます。
っていうか、許可をもらわなくてはならない理由はないんだけど。
ここはとにかく美しい浜辺で釣り人も、漁師も、網も何にもない。
菅江真澄が眺めたであろう景色が変わらずにある。
空も海も青く、海はただ優しく揺れ動くのみ。
鏡の様な水面からは海藻が時折顔をのぞかせる。
こんな海を目の前に海に入ってはダメだとか言うから
自然と人との距離がどんどん離れていくんじゃないのだろか。
もっとこの海という大自然を時期を問わず、
年齢問わず楽しめないものだろうか。
NIKON D610 tokina10-17mm
NexusD610 Inon z-240 FisheyeFIXneoPremium
海の中は海藻楽園。
これが水深1mの波打ち際の光景。
ムツサンゴの群落とマボヤ
陸奥湾の本家ムツサンゴ!と言いたいところだけど、
陸奥湾からちょっと外に出てしまった。
今までで一番の美しいムツサンゴ畑だった。
波打ち際のヒジキ
魚はあんまり見てないけど、キヌバリ(日本海型)、
アイナメ、クダヤガラ幼魚など。
あまりの楽園にすっかり忘れていた。
海から上がるとY氏は本当に監視していた。
去り際のY氏の二言。
「今回はこれでいい。」
「北海道はもっと厳しいからな!」
なんかドラクエっぽい。
中間のボスを倒したあとに、言う捨て台詞のような。。。
大間のフェリー乗り場
大間に近づくと急に東の方からの風が強まった。
寒い!
霧が発生して視界が悪くなってきた。
これが「やませ」!
青森に入ってから、やませ初体験したけど、
今日は地球の息吹を感じるような、良いやませだった。
このすぐ後から町全体が霧に包まれて、何も見えなくなった。
本州最北端の地。
ほんと好きですよね~。
佐渡の山田氏の言葉が聞こえる↓
こんなに自撮りをする人間ではなかったんだけど。。。
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