海を歩く～屋久島在住・水中写真家・高久至のブログ～: 富山県・滑川の海　極上の泥地　92日目

2016年5月31日

富山県・滑川

ダイビングショップ海遊
晴れ　北西　透明度0.5-15m　水温13℃？

眩しい～。
良い朝！
海を眺めながらコーヒー飲んでパソコンして、
さて滑川へ行きますか！

氷見の朝日

立山連峰にはまだ雪が残る。

ホタルイカミュージアムで待っていると

噂のピカピカハイエースが到着！

木村さんだ～！！！

（ダイビングショップ海遊）

早速海へ行って、海を眺めながら、海の話。
木村さん、ダイビング屋というよりプロレスの人っぽい。
それも悪い方の人。。。
まともにお話しするのは初めてで、恐る恐る。
変なこと言ったら背骨をポキッと折られてしまいそう。
そんで深海に沈めらちゃうんだろうな。。。

でも海について話し出すと止まらない！
それもめっちゃ楽しそう！
富山の海の魅力をトクトクと語る。
立山連峰から染み出す湧水のようにとめどなく溢れ出す。
熱いなぁ～。
かわいい生き物からさかなクンがギョギョッと唸ったという魚の話まで。
尽きませんね～。
海を見ながらず～～～～～～～～～っと話してた。

気が付くと日没前！
13時30分だったのにどんだけ話すんだ(笑)
木村さん面白すぎです！
波はザブザブしてるし、表層は何やら濁ってるけど、ひとまず潜りますか。
こんだけ富山の海の魅力を聞いて潜らずには寝れません！

一人ではここは潜らないだろうな～と言うような場所。
雰囲気は伊豆の千本浜。エントリーは快適～。

で顔を海に付けるととんでもない！
透明度50㎝？水深7－8mまで何にも見えない！
木村さんのフィンに顔をこすり付ける様にして進むとスコーンと抜けた！
水もカキーンと冷たくなる。
ちなみに普段こんなに濁ることはないみたい。
しかしこれも3000mの立山連峰と大きな川を
いくつも抱える富山湾らしさなのだろう。
富山湾の水深はちょっと行くと1200m！！！
これはとんでもない条件がそろった場所だなぁ。
去年あたり世間をにぎわせたダイオウイカとの遭遇は
この木村さんがこの海で出会った出来事。

マリンダイビングの記事↓
http://www.marinediving.com/topics/1501/0123_02.shtml
CNNの記事↓
http://www.cnn.co.jp/fringe/35075616.html

オニカナガシラ！
ここではなんとこれが超普通種！
ホウボウの仲間が全部で6種類みらるらしい。
もうこのオニカナガシラにいきなりであっただけでも興奮。
しかもいっぱいいる！

バルスイバラモエビ

NIKON D610 tamuron90㎜　F/2.8

NexusD610　(Inon z-240 FisheyeFIXneoPremium)
でた～！！！
そして初日からこんなものを見せて頂いていいのでしょうか？
憧れのバルスがなんとこの海では普通種！！
信じられない。
一つのイソギンチャクで4，5匹とかそんなこともあるとか。
実際にこの近辺だけで3個体いた。

ニジカジカ？
名前聞いたけどうる覚え。
遂にカジカ類が普通になってきた！
やはり能登半島から北でパッキリ海が違う。
それをこの数日で存分に堪能し、表現していきたい。

マダイの幼魚
美しい！

なんといってもここの泥地はとんでもなく上質！
いろんな泥地でも潜ってきたけど、泥の質は紛れもない極上品！
100本同じ場所で同じルートで潜っても決して飽きないだろうと
思わされるようなそんな海だった。
これからどんな生き物に出会えるのか楽しみで仕方がない。

癒しの海藻の楽園・能登島からのこのギャップがまた良い。
明日からは魅惑の海底楽園だ！

夜は悦子さんも加わって宴。
海の後のビールは染みるなぁ。
木村さん、悦子さん明日からもよろしくです！