5.31.2015

口永良部島・新岳の噴火
2015年5月29日
 
久しぶりの更新です。
作家の荒俣宏さんと佐藤俊さんとダイビング中に口永良部島が噴火しました。
 
ダイビングの後半、浅場でまったりと遊んでいる時に、
激しい金属音が水中に鳴り響いた。
どうやら船長が船を叩いているらしい。
イルカでもいたかな?と思ったけど、
過去にそんな風に教えてくれたことはなかった。
そんな訳で撮影中のお二人を残して、一人でそれとなく浮上すると、
世紀末的な恐ろしい光景が目に飛び込んできた!
予報とは裏腹の青空に似つかわしくない、不気味なキノコ雲。。。
すぐさま、お二人の元へ行き、理由も説明せずに、急浮上。
もちろん急浮上なんてしたくなかったけど、優先順位を考えると致し方ない。
水深5~6mの浅場にいたことは、運が良かったとしか言えない。
 
その後何やかんやあり、、、(雑だな。。。)
その時の写真が各種メディアに使われ、
動画は報道番組で頻繁に流れる事となった。
yahoo!のトップに写真が使わるなんて夢にも思ったことがない。
 
さらに、なんやかんやあって、今はようやく落ち着いた。
水中写真家としては、ほとんど何の成果を上げていない自分が、
報道で活躍する事になるとは、新岳の噴火以上に予想していなかった。
それも撮影したのは先日、熊本のシャチョウさんに頂いたオリンパスのコンデジTG-4。
普段、万が一に備えて一眼レフに望遠とワイドのセットを常に持ち歩いているのに
ほとんど出番はなかった。
なんだか、複雑というか不思議な気分。
 
色々な事について考えさせられた1日間だった。
ともあれ、大災害にもかかわらず、死者が出なかったことにホッとした。
エラブ島民の皆様が心安らかに暮らせる日を願う。 
 
ではでは、また。