12.11.2016

大分県・間越の海 海は海のもの 285日目


2016年12月9日
大分・間越(はざこ)-蒲江
 晴れ 透明度10m  水温18.5℃
良い朝。

はざこネイチャーセンターさんで施設を借りつつ、海へ。

砂利の浜辺からテクテク入る。 

何にもなさそうな浜辺だけどな~と思ったら漁礁が入っていて、
そこにはサンゴや海藻がもっさりついていた。

クシハダミドリイシ

クシハダミドリイシとホンダワラの仲間
NIKON D610   tokina10-17㎜
NexusD610 Inon z-240  FisheyeFIXneoPremium

ソフトコーラルも少し生えていた。
魚はチョウチョウウオ類が結構多かった。
マダイやコブダイも多い。
岩の隙間にはアワビがあった。

印象は変わりゆく海。
ちょうど温帯から亜熱帯への過渡期。
これから少しづつサンゴや熱帯系の魚が増えていくのだろう。
それは良くもなければ、悪くもない。
ただ自然が変わってゆくのみ。
あとはそこに生きる人の都合で解釈される。


お世話になりました!
小出君ありがとね~。


移動して蒲江に到着。
スーパーでナマコが売ってた。
季節初めかな。だからこの値段?

道の駅の魚売り場にはなんとカエルアンコウ!
もちろん鑑賞用。
この辺はカエルアンコウが多いという噂だけど、本当っぽい。
ダイバーじゃなくても定置に入ってたら気になるんだ。
 
日が暮れそうだけど、もうちょっと海に入りたい。
時間的に怪しまれそうだよなぁ。
と思いながら準備してると駐在の人が来た!
げ。。。
路駐かな。それとも潜り?

話していたらもう少しあっちが良いよと教えてくれて、
漁協へも連絡を入れてくれた!
ああ、頼るべきは駐在さんだったかぁ。

カクレエビの仲間
見慣れないけどなんだろう。

これはもしかして、もしかして、、、、
アオギスか!!?
大興奮で撮影していたら、ドロンと砂の中へ消えた。
雰囲気といい、シロギスではない気がするぞ。

辺りにはそのアオギスらしきキスがたくさんいた。
でかい!まさにアオギスに違いない!

と、テンション上がったところで、
何かに襲われた。
夜の海で上からグイッと押された。
恐ろしすぎる!!!

でも辺りにはなにもいない。
上を見ると漁船。
なんだ、結局うたがわれたのか。

しょうがないので浮上すると物凄い剣幕で怒ってる。
「とにかく船上がれやー!」
だって。。。
あ~やだやだ。

漁協と駐在さんに聞いて~と言ってブクブク潜りなおす。

一体どんな権限があってそんな横柄な態度になるのだろうか。
この旅を通じて日本の海辺をいろんな角度から見ることができたと思う。
日本中どこでも魚は減っている、環境も悪くなる話ばかりを目にする。
それでも体制を改めない漁師もいれば、
自然に少しずつ寄り添おうと考える漁師もいる。
変わりゆく海に対して人も海との関わりを変化させていくしかない。
環境を知り、魚の生態を考えて、
丁寧に付き合っていく必要があると思う。

一般市民にも浸透している「海は漁師のものである」
という誤認もよろしくない。
この考えが海の環境を悪い方へと
引っ張っている気がしてならない。
どうだろうか。
少なくとも僕はそう感じている。

海は漁師のものではない。
ダイバーのものでもない。
釣り人のものでも、海辺の住民のものでもない。
海は海のものであり、海に棲む生き物たちのものだ。

とはいえ、駐在さんには感謝しなくては。
ありがとうございました。

そうだ、結局キスはアオギスではなくてシロギスっぽい。
ふ~、寝よ。
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