海を歩く～屋久島在住・水中写真家・高久至のブログ～: 静岡県・大瀬崎の海　漂流　２３３日目

10.20.2016

静岡県・大瀬崎の海　漂流　２３３日目

2016年10月19日

静岡県　大瀬崎

お店　はまゆうマリンサービス

　　晴れ　透明度 10-15m　水温22.7℃

サクラダイの群れ
NIKON D610 tokina10-17㎜

NexusD610　Inon s-2000 FisheyeFIXneoPremium

早朝の柵下。

透明度が良くなって気持ち良い～。

おはようございます～！
と、今日も　はまゆうマリンサービス　に居候。

ふむふむ。

湾内ではクラゲがちらほら。
ぷかぷかしたり。

ミジンベニハゼ
定番のミジンベニハゼを見たり。

あっという間に夕方。
外海であの子を取りに行こう！

これこれ！
ウスアカイソギンチャクに潜むシンイボテガニ！
抱卵中～！

しっかし地味ですなぁ。
パパッと撮って次へ行きましょうか。
と思ったら、ワイドのカメラがない！！！

砂地にポーンと置いといたのにない！！！

しまったー！！！
直前にライトを外したから浮力が変わって浮いたのか！！？
浮かないはずなのに、、、。

困ったことに結構、潮の流れが強い。
中性浮力で流されていったらアウトか。。。
しかしまだ３分くらいしかたってないはず。

緊急浮上で一気に水面まで飛び出して、辺りを見回す。
そこで愕然とする。

海が広い。。。
広すぎる。。。
ここは外海。
この潮の流れじゃあっという間に沖へ行ってしまったかも。
もう一度潜って、中層から潮の流れを計算して上空を探す。
でも、無い！！！！！

水面で一人叫ぶ。
「うぎゃぁぁー！」

終わった。
いたるの旅これにて終了～。
ご愁傷さまでした。。。

すると陸から海パンの青年らしき人が叫んでいる。
きっと溺れている人に見えたのだろう。。。
すまねぇなぁ。。。

「カメラが～、、、」と情けないことを叫び伝え捜索再開。

しかしない。

海が広い。

潮の下手に泳いで探す。

でもない。。。

海の広さが憎らしい。

色んな選択肢が頭をよぎる。
泳ぐべきか、止まって眺めるか、
潜るべきか、助っ人を呼ぶか、船は手配できるのか、、、

そんな時にキラリと光るアンティスのハウジングが波間にちらりと見えた！