9.09.2016

北海道・洞爺湖 特定外来生物 192日目


2016年9月8日
北海道・新冠町~洞爺湖
曇りのち雨
ギャース!!

でた~!!!

はい。今日の朝。
日高一帯は競馬が有名なのかな。
曇天の中、室蘭へ向けて出発。

えりも岬を挟んで東西400キロくらいは
遠浅でとても潜れない。
海況が良ければ場所によってはありかな。

室蘭到着!
外海は荒れてますな~。
唯一港の脇が穏やかそう。
浜辺を歩いてみるけど、コンブの気配がないなぁ。

漁港にはコンブ!
これは何コンブになるんだろう。

他に良い場所ないかな~と思って移動したけどなかった。
よし、温帯低気圧も接近中だし、洞爺湖に行こう!

 洞爺湖(とうやこ)到着!
目的は一つ。
北海道で撮らないとな~と思っていたウチダザリガニの撮影。
ウチダザリガニは特定外来生物に指定されていて、
北海道の湖や川、他県でも一部繁殖している。
日本在来の生き物や生態を乱す悪者として注目度が高い生き物。
まずはこの目で確かめないと。



潜り始めて5分。
いたいた!結構大きいなぁ。



追い回していると飛んで逃げた!


しかし思っていたほど、見つからない。
こんなものなのか?




そんなことはなかった!
水深10mくらいの流木の下にごそっといた!
20匹くらい。


ヨシノボリや大小何種類かの魚、湖底に埋まる貝、
そしてこのウチダザリガニ。
それが洞爺湖のイメージ。
しっかり定着している。


特定外来生物に指定されているので駆除されている。
もともとは食糧難の時代に食用として輸入したのが始まりのようで、
夢いっぱいの輝かしいザリガニだったはず。
それが今や完全な悪者。
ウチダザリガニそのものは何一つ悪くない。
自分の生を全うしているだけ。
遠くから連れてこられて、喜ばれたり、憎まれたり、
不憫な生き物だと思う。


もちろん日本の生態系を乱すのはやめてほしい。


でもここまで繁殖されたら絶滅させることはできないだろう。
特定外来生物に指定されるような生き物は、
生態系の隙間にうまく入り込める者たち。
だからこそ爆発的に繁殖して一躍ヒールの座に躍り出る。
一度大繁殖した外来生物を駆逐できた歴史があるだろうか?
あるならだれか教えてほしい。


駆除も対処療法ではあるけど、教育として、
自分たちの過ちを振り返る動機として大事だと思う。


一番は同じような過ちを犯さないこと。
ウチダザリガニをただ憎んで処分するのはあまりにも傲慢すぎる。


これは今駆除されているすべての生き物に対しても思う。
ほとんどが人間生活の影響で増えて、
人間の生活に支障が出るからといって駆除されてゆく。


それもある程度仕方がないことだとは思う。
一応僕も人類だから。
でもやっぱりただ憎むのは間違ていると思う。





本日1人の人類によって捕獲されたウチダザリガニ
外来生物法
特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律
というのがあって、規制がある。
捕まえたら、その場で逃がす、もしくは殺す、または食べる。
持ち運んだり飼うのは厳禁。


そしてこの人類は食べるを選択でしょう。


外が雨だと料理ができない。(車内だから)
ラーメンと一緒に茹でてみる。
ウチダザリガニラーメンの完成!
良い出汁出てますね~。

身も美味しい。
シャコに近い食感かな。



熊の湯以来の温泉
そろそろ人に会うしね~(笑)
気持ちい~。
でも、ぬるい!(熊の湯比)


そうだ結局カメラは一つアザラシの海でお別れすることになった。
車を器材もカメラも何もかもがボロボロになってきたぞ。
本人はいたって健康だだけど~。



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