4.04.2016

佐賀県~福岡県 唐津の海でジャック・マイヨールを思う 35日目



2016年4月4日 
佐賀県・唐津市 ~ 福岡県・志賀島
雨のち曇り   水温14℃ 透明度10m



七ツ釜近くの海


強い風と雨の音で目覚める。
昨日は穏やかだった波戸岬の海も時化ている。
今日は事務作業もたまっているしのんびりしよう。
洗濯して乾燥機にかける。
さすがに1ヶ月着た制服は潮でごわごわしていた。
それがフワフワ!
午前中はホームセンターにも行って、車中ライフの改善作業。
ブレーキを少し強く踏むとバラバラと散らばる奴らを押さえ込んだ。
ちょっとすっきり。


さて唐津に来てからはずっと思っていた。
それは今は亡き、心の師匠ジャックマイヨール氏のことである。
当時30m潜ると肺がつぶれて死ぬと医師たちが言っていたのを
軽く超えて、のちに世界記録の105m(くらい)まで潜った人。
ジャックは10歳の時に唐津の海(七ツ釜)でイルカに出会った。
(後年も唐津で過ごすことが多かったらしい)
そこからイルカに導かれるように人生を歩んでいく。
最後は自ら命を絶ったけれど、考えた末のものだったようだ。
僕がダイビングを始めたのは大学1年のころ。
ダイビングサークルに入ったのが始まり。
海猿的なノリの暑苦しいところだった。
ダイビングは楽しかった。
でも当時は素潜りの方が100倍楽しかった。
一呼吸で海に潜ることがたまらなく好きだった。
毎日息止めの練習をしたし、その道の伝説となっていたジャックの本や
ドキュメンタリーなんかも貪るように見ていた。
ヨガも座禅も見よう見まねでやった。
ジャックは海に入る時は身体を海になじませる儀式をするし、
少しでも海を感じられるように海パン一丁で潜るのを基本としていた。
どれほど海と自然に向き合っていたかはとても書ききれない。
大学の後期に生態行動の面白さに目覚めてからは徐々にダイビングへ
のめり込んでいったけど、今でも海との関わり方は
この時に学んだことを大切にしている。
年々疎かになってきていると感じているので、
ジャックの愛したこの海で気持ちを新たにしようと思ったのである。







荒れる七ツ釜
ボートでここへきて良く潜っていたらしい。
この地では絶対に素潜りをしようと決めていたのに、
すぐに気分が変わってしまった。
唐津の海は昨日の楽しい思い出でひとまず納めておこう。
またいずれ来ることもあるだろう。





「世界で死の文化が、一番進んでいるのは日本だから、日本で勉強がしたい。」
エロおやじでも名高かったけど、哲学者でもあったジャックの言葉。
あと一年早く生まれていたら会えていたはずなのに。
気が付くと、あれからもう14年もたっていた。


参照 ①http://yansue.exblog.jp/18320486/
http://www.sponichi.co.jp/seibu/column/envi/KFullNormal20080430166.html
http://www.yoyokaku.com/sub7-125.htm







唐津・虹ノ松原
今日はこの辺でのんびりと写真整理と作業をしようと考えていた。
まぁ気分が乗らないことこの上ない。
十分感傷的に浸ったから次へ進もう。




 福岡県に入った!
海岸線のどこか。




 今日は糸島半島に泊まって明日は糸島で潜ろう!
そう思っていたけど、なんせ海は荒れてるし、さすがは福岡。

公園も海水浴場も一切駐車できない。
有料駐車場すら 見当たらないのはなぜ!?
なんだか呼ばれていない気がして先へ進んだ。


しかし先はさらに険しい!
カーナビみてビックリ。
今までコンビニが1件映ったら、おおっ!とか思ってたのに。
大都会である。
長浜でラーメンでもとか思ってたけど、無理だ。。。
今まで人っ子一人いない浜辺で泊まることも多かったのに
ここは世界が違いすぎる。
結局今日はのんびりどころか大移動となった。
あ~疲れた。


明日は天気が良くなるのかな!?


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ではではまた。









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