8.02.2016

北海道・利尻島の海 通報その2 155日目

2016年8月2日
北海道・利尻島(鴛泊・仙法志)
曇りのち晴れ 透明10m~  水温20℃


利尻と言えば昆布。
街の至る所にこんなポスターが
貼ってない。
勝手にポスターっぽくしてみた。
オファーを待とう(笑)

 利尻は山が高いから湧き水も多い。
雪の残る山からの水なのでキリッと冷えて美味しい。
ちょっと硬い。
日本各地で名水と呼ばれるものを飲んでいる。
どこの水も美味しい。
でも屋久島の水(超軟水)はぶっちぎりで美味しい。
ちょっと贔屓目かもしれないけど、
ほんとに屋久島の水は美味いんだな~と感じる。



利尻南端の仙法志
潜り心をくすぐる眺めなので場所探し。
なかなか車を止めるスペースが見つからずウロウロとしていると
不審に思われたのか、家の窓からお母さんがジッと見てる。。。
事情を説明しに行くと、家の前に止めて良いよ~って。



昆布やウニをとっている漁師一家の高橋さん
印象に残った話を3つ。


今年の仙法志はとにかくコンブが多い!
採っても採っても獲り切れないほどあるとのこと。
礼文でも利尻の北部でもそんな話は聞いたことない。
何の影響なのか気になる。


もう一つは、平成の初めころの3,4年間、酷い磯焼けが起こった。
少し前から予兆があり徐々に海藻が減っていき、
その期間は海が真っ白だった。ウニはあっても身が入ってない。
これはまずいと漁礁を入れたり、岩肌を削ったりした。
気が付くと海藻は増えて元に戻っていた。
なんとそんな前に大規模な磯焼けがあったとは。
しかもそこから回復してるなんて凄い。


最後に流氷。
昭和59年、60年と2年続けて流氷が接岸した。
稚内まで氷があって、フェリーは1週間くらいは来れなかった。
それが最後の流氷。
今後流氷がくることはあるのだろうか。
流氷が来るとコンブが削り取られて、なくなってしまうけど、
翌年は生育が良くなると聞く。
栄養もいっぱいだし。大事な自然現象だろう。


水深1m。
海は確かにコンブが凄い!
今までで一番のコンブの多さ。


 礼文ではあまり見かけなかったけど、利尻ではホンダワラの仲間が森を作っている。


水深10mの光景。

NIKON D610   Nikkor14-24㎜
NexusD610 Inon z-240  FisheyeFIXneoPremium
 水深15m。
シマゾイにキツネメバルにエゾメバル!
北海道のカサゴたちが一堂に集まっていた。


がんばって沖合まで泳いだ。
海の中は積丹(幌武意)に似ている。



海底にはリュウグウハゼもいた。



 15時30分からのコンブ回収を見学させてもらう。
利尻富士を見渡せる最高のロケーション!


見てただけなのに、仕事終わりのおやつに混ぜてもらうちゃった。
高橋さん今日はありがとうございました!!

鴛泊に戻ってもう1本。
すっかり遅くなってしまった。
ベロかな?(4,5cm) → ベロ!
背ビレの棘が赤くて目立つカジカ。
ここの浅瀬に一番多い種類。

ニジカジカの幼魚もしくはベロの幼魚(1cm) → ヒメフタスジカジカ
後頭部の皮弁は単一ってことで一応ニジカジカ。
と、迷いながらのヒメフタスジカジカ!
(長明さん毎度有難うございます。。。 でも悔しい~!)




浅瀬でマクロに集中していると、無機質な音がくりかえし響く。
なんか、嫌な予感~。
水深1,2mで撮影していたので浮上してみると、警察が2人ほど
上から覗いていた。。。
あ~またか。
まさかこの島で通報されるとは思わなかったなぁ。
ここも何人もの人に声かけたけど、みんな勝手に潜れ~って感じだったから。
日没前だったら怪しさ3割増しだったかな?

気を取り直して、アキギンポをメルヘンにに撮影して終了~。

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