6.27.2016

青森県・陸奥湾の海 イタル辞めます。 118日目


2016年6月22日
青森県・陸奥湾・夏泊半島
曇りのち晴れ 透明度7-8m 水温15℃?

朝5時カラスの鳴き声に起こされる。
ウミネコじゃないのが残念。
車の外に掛けといたゴミ袋が狙われてた。
そうか祭りを見に青森市まで来たんだった。

ホタテ
NIKON D610   tokina10-17㎜
NexusD610 Inon z-240  FisheyeFIXneoPremium
今日は真冬の爆弾低気圧並みの時化らしい。
昨日潜った夏泊半島の付け根辺りではホタテ船も出港してたし、
海は僅かなウネリがあるくらいで穏やかだった。
ホタテは野球のボールくらいの直径になるのに1年くらい。
立派なものになるのに3年くらいかかるらしい。
陸奥湾ではホタテの養殖が盛んで、
海底にいる天然ものは採らない。
そもそも少ないと聞いたけど、たくさん!
あんだけ稚貝がいればいるよね。

ハナジロガジにアジの群れにオキタナゴの群れ

オキカズナギ

ハナジロガジの大人

奥がオキカズナギで手前がハナジロガジ
とにかくガジの仲間がいっぱい!
この2種は棲み分けしてない様な感じで混じってる。
藻の間からアカタチみたいに顔を出して辺りを伺ったりしている。
本家のガジは沖側の砂地にいた。
ここはホタテとガジ類の楽園のようだ。


 
北上を始めると陸奥湾が荒ぶる。

 ああ、これは厳しい。
しかし、思う。
屋久島や太平洋側のその他の海に比べて
時化の規模が全然違う。
爆弾低気圧並みと言ってもこの程度。
10mくらいある防波堤を波が乗り越えるなんてことはない。
日本海(ここは日本海じゃないけど)には
台風のウネリってのがあんまりないらしい。
冬の荒ぶる日本海と言えば激しい波だけど、あくまでも荒い波。
太平洋側のウネリほどパワーがない。

数日前の竜飛の漁港の風景
だからこそ、こんなに長閑な漁港の風景になる。
スロープは短いし、漁港と家が近すぎる。
湖のようにもっと隣接してるところも多い。
これが旅で感じた日本海の意外な一面だった。

 
宏治さんとの電話。
「恐山はな~良いところだぞ~」
「地獄のような場所かと思ってたけど、俺みたいな人間には極楽だ~」
それはじゃあ、僕にも極楽に違いない!?

ちょうど今日の予定がなくなったところなので
むつ市を通り抜けて恐山へ。

 
恐山の冷水。

1200年の歴史を持つ霊場・恐山
なんとなく行ってみたけど、ここは確かに凄い。
世界に誇れる日本の名所と言っていいだろう。
立地、自然、文化、歴史、情緒などなど、一つ一つが一級品。
それなりに世界でも日本でも観光地を見てきたけど、ここは確かに良い。

風車が寒風でカラカラ回る。

隙間なく続く地獄ってことかな。
辺りは硫黄の匂いが立ち込めて地獄感が出てる。
 
晴れた日にのんびりと周りたいな~。
傘がないのでずぶ濡れで途中でリタイヤ。
引き返して霊場内にある温泉へ。
入山料500円払うと、温泉にも入れるようになっている。


 
貸し切り風呂で一人遊ぶ。
硫黄臭のする、酸味の強い風呂に浸かりながら考える。
そろそろ、自分を変えようかな。

決めた。
今日からイタコになろう!
もともとイタルだから、普通の人より簡単だろう。


師匠が見当たらず泣く泣く下山。
イタコは諦めよう。
一瞬の晴れ間!
川内湾まで移動して今日はお終い。


 

実は冷蔵庫を買った。
最近式ではなくアナログ式な一品。
トマトもビールも嬉しそう。

 
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予定 6月30日~ グラントスカルピン 


【 屋久島水中・自然写真 高久至写真事務所 】

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