6.20.2016

秋田県・男鹿半島の海 海辺 111日目


2016年6月18日
秋田県・男鹿半島
雨 透明度8-10m 水温19℃?

なまはげ~。
入道崎の朝。
今日は久しぶりにバディがいる!



入道崎近くの小さな漁港。
細い道に入って、急な坂道を下ると美しい海辺が広がっていた。


NIKON D610   nikkor 14-24㎜ F/2.8
NexusD610 Inon z-240  FisheyeFIXneoPremium

 潮間帯の光景が心を掴んで離さない。
干潮線の下にはサンゴ藻や褐色の海藻たちが作る白や赤っぽい色の帯。
その上には緑藻が作り出す緑の帯。
満潮線の辺りにはヨメガガサの帯。
その上部の波が時折当たる地帯には馬の尾の様な海藻の帯。
さらに潮の飛沫がかすかに当たるような場所にはタマキビガイの仲間が帯を作り出す。
岩の質や浸食具合から海の歴史を垣間見ることができるし、
潮間帯の上下を観察することで、生き物たちの生態や地域性など、
溢れんばかりの情報が集約されている。
海辺は潮の満ち引きがあることによって陸になったり海になったり
過酷な環境ではあるけれど、それゆえにそこに息づく生命は切実であり面白い。


浅瀬にはアジの群れとそこに交じってマイワシやサバも見ることができた。




 漁港ではおじいちゃんがサザエの刺し網漁に出かける所だった。


 ベタ凪の今日だけど、漁に出たのはおそらくこの一艘だけ。


 港では仕事を終えたお母さんが父ちゃんを見送って、お昼寝タイム。
北国チックな音楽がラジオから流れなんとも長閑で美しい光景だった。
一緒に横になって見上げた空がまた格別。






 2本目は男鹿水族館の脇からエントリー。
男鹿半島もジオスポットで地形もその歴史も面白いところ。


 ワカメの末期林。
葉が落ちてメカブと茎だけの林になっていた。


 アカブチムラソイ
やった!初めての魚!
背ビレの付け根に鱗がないことと、体色で判断できる。
似た種のオウゴンムラソイは刺し網に引っかかっていた。
そちらはあからさまに斑紋が黄金色なのですぐに判る。



 

 キヌカジカ
オレンジ!
こんな綺麗なキヌカジカも初めて!
サラサカジカに似てるけど水深によってすみ分けてるし、
背ビレの長さが全然違う。
キヌカジカは1,2棘と長く3棘目でガクッと低くなる。
まぁ、ようやく分かるようになったんだけど。


 のなぴ氏と別れて微妙ーな時間を持て余していたら
ブルーベリー畑が忙しそう!
少しだけお手伝い。
タンカンを組み立てる。


作業も終わったので入道崎に戻ってお終い。
暇なのでウェイト巻いてスクワットの図↓
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滞在中  シートピア 
予定 6月末~7月頭 グラントスカルピン


【 屋久島水中・自然写真 高久至写真事務所 】

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