6.25.2016

青森県・津軽海峡の海 陽(シ)コあだネ村 116日目


2016年6月22日
青森県・袰月
曇りのち晴れ 透明度10m~ 水温17.5℃


微妙~に明るい!
太陽がんばれ。
3時に目が覚めてパソコンをカタカタしていると夜が明けた。

パプアニューギニア産のコーヒーを淹れて朝を満喫していると
隣に車が止まった。



家の隙間から覗くと警察。
警察も海を眺めに来たのかな?



そんな訳はなく、職質。。。
「通報があったので一応~」

ご苦労様です。
見ての通り怪しいものではありませんよー!
まぁしかし文句は言えないなぁと何故か納得。

 10分ほど移動して袰月(ほろづき)村へ。


なんて自虐的な詩を石碑にしたんだろう。
ボタンを押すと津軽弁で詩を詠んでくれる。


   陽コあだネ村 (詩人 高木 恭造)
   この村サ一度(イヅド)だて
   陽(シ)コ当(アダ)たごとあるガジャ
 家(エ)の土台(ドデ)コァみんな塩虫(スノムスィ)ネ噛(カ)れでまてナ
   後(ウス)ろア塞(フサ)がた高(タ)ゲ山ネかて潰(フブ)されで、
   海サのめくるえンたでバナ
   見なが、あの向(ムゲ)の陽(シ)コあだてる松前(マヅネ)の山こ 
   あの綺麗(キレ)だだ光こァ一度(イヅド)だて、
   俺等(オランド)の村さあだたことアあるガジャ 
、、、中略、、、
、、、後略、、、


でもなんだかグッと心を掴まれた。



村では各所でテングサが干された。
番号順に新しい。
①は干したて、④は取り入れ前。
乾燥させてジョウロで水をかけて、また乾燥させる。
この繰り返しで④までは早くても一週間ほどかかる。


そう教えてくれたおばぁちゃんたち↓
3人で畑仕事サボって話し込んでいる所。
写真撮ろうとしたら逃げられた。
津軽弁が分かるか?
と聞かれたけど、なぜか大体分かる。
屋久島弁は初め全く分からなかったのに。
うちのばあぁちゃんの秋田弁を良く聞いてるから、
東北訛りには抵抗がない。なんか嬉しい。 


テングサを干す小倉さんご夫婦。
海辺では取り立てのテングサを干していた。
袰月の海藻採取の話を一年分聞くことができた。
こっちはほんと豊かなんだなぁ。
コンブ漁は7月20日頃からだって。
アカモクに関してはどうも利用してないみたい。
まぁこんだけ色んな海藻があればそうなるのか。

 
怪しくないよ~。
ってなわけで、袰月の海へ。


 日本海側より干満の差が出てきた!
磯っぽい雰囲気!


テングサ(マクサ)、ツノマタ、スガモなど。


 ワカメの収穫は終わったらしいけど、まだシャキッとしてる。
こんなに干上がった光景は日本海ではお目にかかれない。
こんなところに海の違いが出てくる。



 
ベニホンヤドカリ
NIKON D610   tamuron90㎜ F/2.8
NexusD610 Inon z-240  FisheyeFIXneoPremium
津軽海峡に来てヤドカリが一気に増えた!
種数もだし、個体数が多い。
図鑑では山形県以南となっているから北限を大幅に更新!
ちなみに秋田でも見た。
色のある生き物が少ないのでこの赤は鮮烈!

のんびりした後は一気に南下して陸奥湾に入り込んだ。
青森市を抜けて浅虫へ。
約2時間の移動。
ここのところ風が強いから地図と海況をにらめっこしての移動。


陸奥湾はまた一味違うんだろうな!


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予定 6月末~7月頭 グラントスカルピン 
【 屋久島水中・自然写真 高久至写真事務所 】

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